バジルとトマトソースのスパゲティ
この夏はトマトが豊作であった。昨年は過保護にし過ぎたせいか、あまりよくなかった。そのため、今年は脇目を摘むくらいにして、忘れた頃にたまに追肥をした。
それがよかったのかはわからないが、とにかく大量に実った。食べきれない分は煮てびん詰めなどにして保存する。それも面倒になると袋に入れて冷凍庫に放り込んでしまう。
冷凍したトマトは皮が剥きやすくてよい。お昼にトマトソースのスパゲティを作るにはちょうどよい剥きやすさなのである。
バジルがまだ元気に葉を茂らせている
畑ではバジルが寒さに負けず風に揺れている。花が咲くと葉の付きが悪くなるし、硬くなってしまう。花やつぼみを見つけると、そのたびに摘み取っていたのでいまだ葉はワサワサと茂っている。
霜が降りたら枯れてしまうが、もうしばらくこのまま畑で待機していてもらう。いずれ収穫したら乾燥させるか、ソースにして保管する。フレッシュなまま食べられる期間も残り少ない。
何枚か摘んでスパゲティに入れることとする。
バジルとトマトソースのスパゲティ
ニンニクと鷹の爪を、フライパンで熱したオリーブオイルに投入する。ニンニクに少し色が付いたら鷹の爪は取り出す。荒く刻んだ後、これでもかとミキサーにかけたタマネギも入れる。塩は小さじ四分の一ほど。
トマトを加え煮込む。生のトマトより、保存しておいたトマトのほうが火を使った料理に合う。甘味が増している気がする。気のせいかもしれない。
火を止め、茹で上がったスパゲティを鍋にドバッと移す。お湯2リットルに対し大さじ2の塩を入れて茹でている。一緒にベイリーフを1、2枚浮かべるとよい香りが付く。
バジルをちぎって入れ、混ぜる。好みで胡椒も。皿に盛り付け、食べる。とてもおいしい。
夏の間、トマトを火にかけるような料理はしない。生でムシャムシャ食べたほうがよい。いや、カレーや夏野菜の煮込みに入れたなあ、と思い出した。
いい加減なものである。
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