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【ちょっとした ”つぶやき”】 ~プラスチック金型における心得~ 金型は適度なメンテが必要

【ちょっとした ”つぶやき”】

~プラスチック金型における心得~

#7 .金型は適度なメンテが必要です

◉生産性&品質を考慮すれば、金型は適度なメンテが必要です

金型は金属で出来ています。一生状態不変とは行きません。
成形時毎ショット、型は動き、機構部は摺動を繰り返します。

◎必ず金属部は摩耗し、その摩耗カスがカジリ等を更に助長させます。
◎また型は打ち込んでいくにつれて、型当たりも変化し、型の締まり具合も微妙に変化して行きます。
◎機構部も度重なる摺動作動の繰り返しにより、作動具合が微妙に変化して行きます。
◎毎度の成形により金型内へ樹脂が注入され、完全に抜けきれない樹脂ガスが蓄積されて、樹脂ヤニがPL面や入レコ分割隙間等へ付着蓄積して行きます。
◎更に、長期間にわたる連続成形等にて、グリース等の潤滑油切れ等も出てきます。

上記の他、まだまだ多々懸念材料はありますが、金型に対して何も対応・対処せず、そのまま成形生産を、例えば数年と長期間に渡り続けると、必ず金型にトラブルが発生します。
また金型に不具合も発生し、品質が低下して行き、結果、成形品の品質にも影響を与えます。

金型にトラブル等が発生すれば、最終メーカーの生産ラインをSTOPさせるような事態になるかもしれません。
また金型の品質が低下して行き、結果、成形品の品質に問題が発生すると、最終的には、家電や自動車等の最終組込製品に悪影響、問題を与える事になるかもしれません。

そのような事態になった場合、大きな全体的損失、コスト損失、また信用・信頼失墜等に繋がって行きます。

製品や金型の品質を安定的に保ち、成形生産を継続して常時安定させる為には、金型の適度なメンテが必要です。


ちょっとした ”つぶやき” にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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