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<特集>体験談:リモートワーク(テレワーク)のメリット・デメリット

こんにちは。恵比須です。
新型コロナウイルス感染症が広がるまでは「働く=職場へ出勤する」が当たり前の世の中でした。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大にともない職場へ出勤せずに働く「リモートワーク(テレワーク)」という新しい働き方を取り入れる企業が増えてきました。
そこで今回は、いつも職場へ出勤して働いている私が、一時的にリモートワークを経験し感じたメリット・デメリットをお伝えしようと思います!

現在、リモートワーク(テレワーク)を実施している企業はどのくらい!?

出典:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1525777.html

株式会社パーソル総合研究所が実施した調査によると、新型コロナ感染症が拡大し始め1回目の緊急事態宣言が行われた2020年4月の実施率は27.9%
緊急事態宣言が行われる前の2020年3月の実施率と比較すると約2倍の企業がリモートワーク(テレワーク)を実施するようになったことが分かります。
2020年4月以降、実地率は2022年2月をピークに下降傾向にあります。
そして現在(2023年7月)は、2020年4月以降で最低水準の22.2%となっています。

リモートワーク(テレワーク)を実施している方の継続希望意向は年々増加しており、約8割が「続けたい」「やや続けたい」と回答しています。

出典:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1525777.html

それなのになぜ、リモートワーク(テレワーク)を実施率が下がっているのでしょうか。

その理由の1つとして「生産性の低下」が考えられます。

出典:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1302963.html

職場に出勤して仕事をするときの生産性を100%とした場合、リモートワーク(テレワーク)での生産性を100%未満と回答した方が約6割、100%以上と回答した方が約4割という結果でした。つまり、企業でリモートワーク(テレワーク)を実施すると3人のうち1人は生産性が上がりますが、2人は生産性が下がるということです。
新型コロナウイルス感染症が拡大している中であれば、生産性が下がったとしても従業員満足度向上のためにリモートワーク(テレワーク)を導入するというのも1つの手段ではありました。しかし、感染症法上の位置づけが2類相当から5類へ引き下げられた今、わざわざ生産性が下がる可能性の高い勤務形態を選択する企業は少なくなっているのかもしれません。

【体験談】リモートワーク(テレワーク)を実施して感じたメリット3点

■メリット1:朝にゆとりがもてる

リモートワーク(テレワーク)のメリットは?と聞かれると、経験の有無に関わらず誰でもまず思い浮かぶのが「通勤時間がなくなる」ということだと思います。私は家から職場までの距離が徒歩5分程度なので、通勤時間の削減という点においてはリモートワーク(テレワーク)のメリットを感じていませんでした。しかし、実際にリモートワーク(テレワーク)を行ってみるとたった5分の通勤時間でも、5分あれば簡単な家事を終わらせられたり、もう少し寝れたなと思い、歩いている時間をもったいなく感じるようになりました。
更に、仕事中にカメラを付けてオンラインで繋ぐ必要がない職場の場合は、朝身だしなみを整える時間も削減できます。
削減できた時間でゆっくり朝ごはんを食べたり、軽い運動をしたり、いつもよりも遅くまで寝れたり、職場へ出勤する場合と比べるとゆとりのある朝を過ごすことができました。

■メリット2:スキマ時間に家事やプライベートの用事を終わらすことができる

私はいい天気の日に職場でよく思うことがあります。それは「こんなにいい天気なら朝、洗濯物を干してくればよかった…」ということです。逆もしかりで、突然の豪雨に襲われた日は「洗濯物を干すんじゃなかった…」と心の中で悲しい気持ちになっています。
しかし、リモートワーク(テレワーク)だとそんなことでモヤモヤする必要はありません。いい天気の日にはお昼休み中に洗濯物を干すことができます。突然雨が降れば、部屋へ取り込むことができます。会社に出勤していると受け取れなかった宅配物を受け取ることもできます。
いつもなら帰宅後や休日に行っていた家事やプライベートの用事を、昼休みなどの時間に終わらせられることで、仕事後や休日の時間をいつもよりも趣味の時間として使うことができました。

■メリット3:1人で行う業務は生産性が高くなる

職場で仕事をしていると、他のメンバーから話しかけられることがよくあります。チームで進める仕事をするときは近くにメンバーがいて、すぐに会話できる環境の方がスムーズに仕事が進みます。しかし、データ作成など1人で進めていく仕事の場合は、話かけられることによって作業の手が止まったり、集中力が切れることもあります。リモートワーク(テレワーク)だと話かけられることがないので集中して作業に取り組むことができ、1人で進める作業に関してはいつもよりも生産性が高まりました。

【体験談】リモートワーク(テレワーク)を実施して感じたデメリット3点

■デメリット1:仕事とプライベートとの切替が難しい

これは「自宅」でリモートワーク(テレワーク)を実施する場合に限りますが、職場も居住地も同じで身だしなみを整える必要がない場合、プライベートから仕事モードへと切り替えるのが結構大変だと私は感じました。
職場へ行くことで仕事だと視覚的に脳へ認識させることができます。
スーツや制服など仕事着に着替え、身だしなみを整えることで、気持ちが切り替わります。
一見、面倒で無駄な時間・不要なことに思えますが、私はON・OFFのメリハリをつけて働くためには、誰にでもできて効果のあることだと感じました。

■デメリット2:困ったときや意見が欲しいときに相談しずらい

リモートワーク(テレワーク)を導入している企業では、バーチャルオフィスを導入したり、いつでもチャットで相談できるなど、常にメンバー同士がオンラインで繋がれる状況をつくっていることが多いです。
私がリモートワーク(テレワーク)をしていたときも、オンラインで繋げてはいたのですが、実際に職場で勤務しているときと比べると相手の状況が分かりにくく声を掛けずらいと感じました。
社歴が長くある程度1人で業務を進められる方であれば、そこまで大きな支障はないと思いますが、入社したばかりの方だと分からないことばかりだと思います。そんなときに声をかけづらい状況やコミュニケーションツールの都合で問題解決までに時間がかかってしまう状況だと、業務を進めていくことが大変だと感じました。

■デメリット3:成果主義になりやすい

もちろん給与をもらって働くということは、リモートワーク(テレワーク)だろうとそうでなかろうと「成果」を出すことが求められます。
しかし、職場へ出勤している場合とは異なりリモートワーク(テレワーク)の場合は勤務中の姿が見えないため、自分がちゃんと働いていたという証明は「成果」で示すしかありません。そして、企業としてもできる限り公平に評価しようと思うと「成果」で評価するしかありません。
実際、私もリモートワーク(テレワーク)をしていた時は、一緒に働くメンバーにさぼっていたのでは!?思われないように、1つでも多くの成果を出さないとと焦る気持ちが常にありました。

最後に・・・

今回は私がリモートワーク(テレワーク)を実際に体験してみて感じたメリット・デメリットを記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には、今回の経験を通してリモートワーク(テレワーク)という働き方は時間・場所という点では自由度がとても高く、個人の成果を重視して働きたい方には良い働き方なのではと思いました*


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