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🇺🇸米国株の投資家はもはや一時的な金利上昇を気にしない証拠 2024年1月22日

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2024年1月18日に米国の『12月🇺🇸新規失業保険申請件数とフィラデルフィア景況感指数』の発表がありました。

その前日には🇺🇸12月小売売上高の発表もありました。

小売売上高や失業保険の結果がダウンサイドのサプライズになるなど、それを受けて債券マーケットの🇺🇸国債の金利は上昇しました。

CMEがまとめている先物市場の金利予想の数値は素直に結果を受け止めて、債券市場の参加者が思い描いている淡い期待をやや厳しく見積もる行動変容に作用させました。

しかし、今回は米国株の反応がこれまでと異なりました。

債券市場と株式市場で何が起こっていたのか、今後のマーケットを考える上でとても重要な機微をこの記事にまとめます。

この記事には以下のコンテンツが含まれています。

  • 重要経済データ発表後の金利予想データを記録

  • 前回記録した金利予想データからの変化(重要イベントごとに市場の反応の変化を見る)

  • データから読み取れる今後の投資戦略(私見)


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2024年1月18日『🇺🇸12月新規失業保険申請件数』と『🇺🇸12月フィラデルフィア景況感指数』発表後の金利予想データ

今回の経済データは事前のコンセンサス予想よりダウンサイドでした。

今、FRBが利下げの時期を判断するために雇用データを注視しています。そのため、今回の失業保険のデータは前回から改善が見られたのでやや失望感があったはずです。

債券マーケットでは米国債の利回りは上昇しましたので、マーケット参加者の利下げ期待が遠のいたことを意味します。

それを踏まえて以下のように金利予想が変化しました。

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