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画家の薔薇

うちの小さな小さなお庭「猫の額」に今年も咲いてくれたピエール・ド・ロンサールと、名前の分からない絞り模様の薔薇。

絞り模様の薔薇は、昔は少し苦手だったんです。なんだか、ペンキが飛び散ったような模様に見えて。でもある時、絞りの模様が、同じ株の薔薇でもそれぞれに違い、一つとして同じ模様の薔薇が無いことに気づいた瞬間に、その模様の複雑さ・個々の薔薇の個性に魅了されてしまいました。苦手だった点が、一瞬で好きな点に反転してしまう不思議な経験で、ふと、人生でも視点を変えることで、苦手なものを好きなものに変えることができるのかも、などとも思ったり。

まるで画家が一つ一つに絵付けしたかのような、絵画みたいな絞り模様の薔薇、今では私の一番のお気に入りです。

庭のお花摘み用の皿にしている(縁が欠けているけれど、どうしても使いたいと思って)、お気に入りのアンティーク皿。バドンヴィレー窯のアンピールシリーズのもの。

庭仕事担当の夫がこのところ多忙で、雑草生えまくりです。。

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