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長所と短所は表裏一体

ある日会社で、入社当初からお世話になっていて私のことをよく知っている上司からこんなことを言われた。

お前の最大の長所は優しいところ。でもその優しさは最大の短所でもある。

そんなことを言われて、私の心の中は「じゃ、どうすりゃいいの?」とクエスチョンマークで埋め尽くされた。

自分の長所はもちろん伸ばしたい。でもその人の言うことが正しいとすると、長所を伸ばせば伸ばすほど短所も大きくなってしまう…。

無い頭を捻りに捻って考えてみた。そして1つの結論に達した。

上司は、優しさの使いどころを間違えるなよと私に伝えたかったんじゃないだろうか。

例えば、包丁は誰もが日常で使う調理器具だ。でも使い方を間違えたら凶器になる。車は便利な移動手段だ。でも時に人の命を奪ってしまうこともある。

私の優しさで周りの人を助けることができる。でもその優しさが自分の部下の成長の妨げになっているとしたら…。

私は感情を表に出すのが苦手だ。だから怒るのも苦手。会社でも約10年勤めているが、怒っているところを見たことがない、仏のようだと言われるくらい笑

叱るべき時に叱れない、絶対に許されないミスも些細なミスも同じような注意の仕方しかできない。そんなリーダーの下では部下は成長しない。

優しさは人を活かすことも殺すこともできる。だからその優しさを使いこなせるようになれというメッセージだったのかなと思う。

役職に就いている以上、部下が日々成長できるように育てていく必要がある。例え部下が転職することになったとしても、1人の社会人としてどこに行ってもやっていけると胸を張って送り出せるくらいに育てたい。

私の長所と短所として表裏一体である「優しさ」という特徴を自分の武器として使いこなせるようになりたい。

そして自分自身ももっともっと色々なことを勉強して、1人の大人として社会人として恥ずかしくない生き方をしていきたいと思う。







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