「何でも興味をもってやれば、何でもできるようになる」中澤四勞さんインタビュー記事(宮古ホテル沢田屋)
宮古ホテル沢田屋
中澤四勞さん
職業(所属):調理部門
宮古駅から徒歩8分の市内中心部に立地する「宮古ホテル 沢田屋」。そこで働く方にお話を聞きました。中澤四勞さんは調理部門で、ホテルの魅力の一つ、夕食を担当されています。
中澤さんにお聞きしました!
――沢田屋で働かれて何年ほど経ちますか?
5年くらいになります。最初は東急ホテルで7~8年ほど勤務しておりました。次に南アフリカ共和国の日本大使館で4年ぐらい、帰国してからは日本航空の国際線の機内食を調理していました。それから今は閉業しましたが盛岡の第一ホテルでの料理長を4~5年、飲食店を自分で営んで、今に至るという感じです。
――とても多くの経歴をお持ちですが、宮古に来られた経緯を教えてください。
私は宮古出身でして、母親の介護をするために戻ってきました。昔は宮古で務め先が見つからず、一旦盛岡のホテルを経てから、宮古に再び、という形でしたが、時代が流れるにつれて料理のスタイルも変わったと感じます。当時は凝った料理を出しても受け入れてもらえることが少なかったですが、今となっては色々な料理に挑戦して、お客さんの反応も得られて、良い流れになったかな、と思います。
――一日のお仕事の流れについて教えてください。
私の場合は朝8時から18時までの勤務で、主に夕食を担当しています。朝はその日の人数に合わせて仕込みを行い、夜に出す料理をスタンバイさせておく、といった感じです。
――お客様の人数によってもお仕事量が左右されると思いますが、やはり繁忙期は夏なのでしょうか?
やはりお盆辺りが一番忙しいですね、ただ今年は7月頃から忙しかったです。コロナが明けたこともあって。去年とは雲泥の差でした。
――やはりこういった業界ですと、コロナ禍は大変だったのではないでしょうか?
それはもう本当に。緊急事態宣言などで、中々仕事ができない時期もありました。3日に1日だけ、のときもあって。お客さんがいないと成り立たない仕事であるとつくづく実感します。
――お仕事をされる上で大変なこと、やりがいを感じる時などはありますか?
調理場が暑いのが大変です!夏は特に。またホテルにお客さんがたくさん入ってくれると、やりがいを感じますね。
――職場の雰囲気について教えてください。
それはもう、和気あいあいですね。上下関係が無いような感じで(笑)
――沢田屋の魅力は何だと思いますか?
市内で宴会場を提供しているのが強みではないでしょうか、他にも会議など色々なことができたりして、便利だと思います。
――お休みの日の過ごし方や、趣味などはありますか?
趣味はゴルフです。南アフリカにいた頃に覚えました。休みの日にやることがなかったので、現地のゴルフ場で、当時有名だったプレーヤーも見かけましたよ。おかげさまで今でも運動がてら、ちょくちょくやっています。
――中澤さんは様々な経験を積まれていますが、今将来について迷っている若者へ、何かアドバイスをいただけないでしょうか?
最近の人たちは、メディアを駆使して料理などの情報も得やすいでしょうし、色々なことができるのではないでしょうか。考え方一つで行動に移すなどして、もちろん本人の努力も必要でしょうけど、可能性は十分あると思います。
――もしこれから新しい人を迎えるとしたら、どんな人と働きたいと思いますか?
何でも興味を持ってやる人ですかね。意欲的な人も。そういった人は、何でもできるようになると思います。
――ご自身が考える宮古の良さは?
人の良さだと思います。
――今後の展望などあれば教えてください。
やっぱり宮古にたくさんの人が来て、街全体がより発展してくれたら嬉しいですね。沢田屋に来られる方にも地元の美味しい物を堪能してもらえたら嬉しいです。
――ズバリ、一押しの料理は?
魚料理ですね。この辺では松茸も採れるので、そういうのも味わっていただければ。
ありがとうございました。
取材:大塚美羽
取材日:2023年8月28日
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