見出し画像

2000年代のメルマガブームを振り返って~コンテンツをWEB上に積み重ねる

WEBページの制作を行っているメディアグループの責任者の小林です。

私が入社した2003年はメルマガがWEBマーケティングの大きな位置を占めていました。

メルマガの絶頂は、当時の小泉首相が所信表明演説で、
「国民との積極的な対話のためにメルマガを配信する」と発表した2001年だったと個人的には思っています。(このメルマガは2006年9月に首相が退任するまで250号を配信)

インソースでも、「ビジネスの勘所に関するインタビュー記事」、「マナー」、「営業活動のコツ」、「プロマネ」、「クレーム対応」などのビジネススキルに関するものや、学生向けに就職活動支援などのコラムを冒頭に、その後に自社の公開講座の案内など商品・サービスをつけて、メルマガを毎週送っていました。

当時は、メルマガスタンド(メール配信システム)に作成したメルマガを登録し、そのメルマガスタンドに登録している読者にメルマガを購読していただくという形でした。インソースでは毎週12本のメルマガを10のメルマガスタンドから大々的に配信をしていました。

配信したメルマガの内容は、各メルマガスタンドのWEBページにバックナンバーとして掲載され、どんどん蓄積していきました。インターネット上には、ざっと毎週120もの自社に関するWEBページが星のように誕生していました!

12(メルマガ配信数)/週 × 10(利用していたメルマガスタンド数) 
=120(インソースのメルマガが掲載されているWEBページの数)/週

この積み重ねが現在の総数19,801ページ以上(※2021年12月末時点)、年間140万PVのインソースWEBの下支えになったかなと少し自負しています。

大量のメルマガを作成する際は、ネタづくりももちろん大変でしたが、冒頭のあいさつ文を毎週何種類も書くのが一番大変でした。

その時期はとにかく外に出てネタづくりをしたり、「指が化膿して大変です」とか、「ボーナスで大岡越前のDVDボックスを買った」とかパーソナルなネタも混ぜて、何とか作成していました。

ただ、このあいさつ文を楽しみにされる方も多く、先ほどの「指が化膿して大変です」は新聞社にいるお客さまから取材依頼が来ました(笑)
(でも「ボーナスで大岡越前のDVDボックスを買った」は社長に貯金しろと怒られましたが・・・)

また、同じのを使いまわすと「一緒でしたね」と突っ込んでくれるコアな読者や、退職して配信停止の連絡をいただく際に「いつも癒されてました」と有難いお言葉をいただき、そのみなさまの応援で何とか続けられました。

現在、メールを定期的に配信されている方で、あいさつ文の作成を大変と思っている方へのちょっとしたアドバイスですが、1年以上メルマガを書き続けると、昨年の同時期に自分が書いたあいさつ文が活用できるようになるので作成がぐっと楽になります。ですので、1年間は何とか頑張ってあいさつ文を作ってください!ささいなことで恐縮です・・・

次回は、1つのコンテンツを基に、たくさんのコンテンツを生み出す
インソースの実例についてご紹介します。

この記事が参加している募集

オープン社内報