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【開催報告】BEAU LABO 第11期 中間プレゼンテーションを開催致しました。 - Inside BEAU Op.171

こちらの記事は、2022年11月13日に開催した地域密着型探究学習プログラム『BEAU LABO』 第11期 中間プレゼンテーションに関しての記事です。

BEAU LABO 第11期 中間プレゼンテーションとは

中間プレゼンテーションの目的・趣旨

目的としては高校生たちの今までの活動やバックグラウンドを共有したうえで、今後の方向性や活動計画をブラッシュアップしていくこと。その中で高校生が3か月間活動していく中での”問い”の精度を高めていく。また他のラボの発表を見聞きし、今後の2か月間の活動を加速させるための刺激を与える。そしてその際に、過去・現在・未来を意識してほしいと感じています。

実施した内容(コンテンツの内容)

今回の中間プレゼンテーションでは、高校生間の対話の機会を増やすため、4つのセクションに分けて開催しました。活動の内容が違えど、ほかのラボの活動での意識している観点・活動テーマの着眼点・今後の進め方など様々な面が自分自身のラボに役立つという思いを込めて企画しました。


報告したラボ

ここでは、報告したラボとそれぞれのテーマを紹介します。

<グループ1>
1)地域経済ラボ:エルパに主に高校生や大学生などの若者に来てもらうには?
2)福井 観光まちづくりラボ
・福井の旅館のそれぞれの美味しい料理を集めた美食フェア等の食に関する
 イベント
・福井県の課題(食べ物の魅力を引き出せていない、二次交通がないなど)をまちづくりという観点から解決したい
・えち鉄と連携したイベントや北陸新幹線の開業に向けた取り組み
3)地域コミュニティラボ:若い世代の人に地域の魅力を再発見&発信

<グループ2>
1)メディアラボ
・インターネットなどでは自分でも気づいていない印象操作を受けている可能性
・若者のニュース離れは本当に問題か?
2)医療福祉ラボ
・在宅医療を広めることをしたい
・医療的ケア児についての知識をつけて、ラボ生徒の人たちに広めていきたい
・医療的ケア児の子たちがいる施設に行ったりその施設の方に話を聞きたい
3)国際問題ラボB:難民のために私たちにできること
4)国際問題ラボC:SDGsの中で教育と環境の相関関係を探していく!!

<グループ3>
1)地域政治ラボ:中高生が地域の政治に触れる場所を作ろう!
2)教育ラボA:生徒が主体的になる授業とは?
3)教育ラボC:
4)農業ラボ:農業×環境


各ラボの活動報告

ここでは「京都 観光まちづくりラボ」・「国際問題ラボA」・「教育ラボB」の
3つのラボの活動報告を紹介します。

京都 観光まちづくりラボ

京都 観光まちづくりラボでは、ラボでの目標を立てず個人の目標を設定し、探究活動を行なっています。この背景にはあえてラボの目標を設定せずに個人がしたいことを精一杯行うことができると考えたことがあります。今後は、ラボ生6人とディレクター、提携先と共に個人の目標を解決するのが目標です。個人の目標が最終プレゼンでどれだけ達成されたかやそこまでの1人1人の過程は見どころです。

それぞれのラボ生の目標

・味覚を存分に楽しめる土地に!
・SNSをフル活用し、ふるさと納税を活気づける!
・SNSマーケ×何かで街を活性化させたい!!
・「もう1度訪れたい」と思ってもらえるような、敦賀にする!
・食を通じて京都北部を観光名所に!!
・「文化」と「繋がり」から考える本当の「観光」の確立

国際問題ラボA

国際問題ラボAは、「差別と教育」をテーマに探求しています。このテーマはそれぞれが興味のある国際問題について共有した際の共通点やアプローチを考えた時の案から生まれました。3ヶ月間のアクションとしては、「差別を解決するために、日本の教育を見直していきたい」と考えています。そのためにまずは海外の教育について知識を得て、日本の教育と比較していきたいです。
まさに2つの分野を融合した探究活動です。融合することで3ヶ月後どんな未来がみえるのか楽しみです。


教育ラボB

教育ラボBは、「演劇を通した能動的な学びが演劇を作り上げた人たちに
どのような影響を与えるんだろう??」をテーマに探究活動をしています。現状の仮説として、自分以外の視点を持てて、新たな課題や改善方法をみつけることができる。また、自分ごととしてさまざまなことを感じられるようになれるのではないかと考えています。これからは、生徒や演劇を仕事としている人に話を聞いたり、そもそも能動的な学びにデメリットがあるのか追求していきたいとのことです。
「演劇」という教育の中でも新しい視点は注目です!これからの活動も楽しみですね。


今後に向けて

第11期も様々なラボが自分たちのラボで楽しく活動をしています。各ラボの探究活動のテーマを見ても個性が出ているように感じます。ぜひ、だれかのための活動ではなく、まずは自分自身にとってより良い時間にしていってほしいと思っています。
ぜひ、好奇心を追求する3か月間にしてほしいです!



※こちらの記事は、2022年11月13日に開催した地域密着型探究学習プログラム『BEAU LABO』 第11期 中間プレゼンテーションに関しての記事です。

執筆 / 編集(一般社団法人BEAU)
執筆:吉田 彩乃(よしだ・あやの)
編集:田川 裕大(たがわ・ゆうた)


BEAU LABO 公式サイト


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