離島記録#1 妻に愛されそれは少女のすることの様

 私達夫婦は4月に長崎県に属する、人口数十人の離島に移住をしました。思い切った決断ですが一ヶ月が経とうとする今この選択は私達にとってより良いものを運んでくれると実感しています。
 島の人達はとても温かく、助け合いの精神で良くして下さり、困った事も手助けしてくれる環境です。そんな穏やかな環境の中、穏やかな時間を送ることが出来、とても幸せで何より本当に貴重な体験をしているなと実感しています。島には当然のように商店はまったく無く、買い物に行くにしてもフェリーで自分達が住んでいる島より少し大きい島に行く他ありません。いつもスーパーまで行くためにフェリーに乗っていましたが先日島に行かずともスーパーに頼んで自分達の島まで配達してくれるというとても画期的なシステムを知ったところです。そうなるといよいよ島を出る機会がなくなりました。生活するにはこの小さな島でも十分事足りています。しかし、食べるものは決まっており、たまにお店で出てくるような食べ物が恋しくなりもどかしい時もあります。そういった物を食べに行くとなると数万円のジェットフォイル乗車券を買わねばならなく、とても出費がかさばるといった状況です。ラーメンが食べたい。大阪のラーメンが恋しくなります。
 結婚を誓約書にて行ったのですが、法律的に夫婦になるため婚姻届を準備しました。大阪の友人に頼んで証人になってもらい、来月には入籍する事となりました。私達は入籍することなく夫婦としてやっていく予定でしたが、色々と考えた結果入籍をやっと決断しました。名字が一緒になるとなんだか違和感がありますが、自分達で言うかと思うのですがとてもめでたい事です。10年間思い続けた相手と8年ぶりに再開し、こうして入籍をすることが決まりこれほどの幸せがあるのかと自分でも驚いています。妻はどう思っているのでしょうか。いつも愛のこもった接し方をしてくれ、そこに大いに助けられてここまでやって来たことを本当に感謝しています。こうして一緒にいられるのも妻のおかげです。幸せ話が暑苦しくて申し訳ないです。とにかく、私達は今とても大きな幸せを、この小さな穏やかで人情にあふれる島で迎えることが出来、それは奇跡のようなことだと言いたいのです。ここまで見守ってくれた大阪の知人、妻、いろんな方に感謝の気持ちを伝えたいです。
 そして今は仕事が思うように見つからず大変苦心していますが、その代わりに自分が一番頑張りたいと思いっている小説執筆に本格的に力を入れています。noteの記事にもちらっと一つ投稿しましたが、そういったショートショートを今は書いていて電子書籍化に向けて動いているところです。noteでも有料掲載出来る機能がありますがあくまでも、本という形をとりたいのとイマイチここに投稿するのはピンと来るものがないなと自分では感じました。悪い意味では無いけど、自分らしいとは少し離れたところにある発表の仕方だなと考えました。
 長編も書きながら、とにかく学びのためだということでどちらかというとショートショートの執筆がメインとなっています。気づけばもう50ほどの作品数になっており、自分でもびっくりしています。あれだけ文章を書くのも読むのも苦手な僕が地方のコンペで最終選考まで残った経験や、自分の作品で人が涙を流してくれた事実が僕の鍛錬の糧となっています。なのでやはりここを伸ばしていきたい。いつか自分が力を入れている事で形に残るものを作り出したい。そんな気持ちがとても大きいように思われます。
 このブログ記事を読んだだけでバレてしまう文章力の乏しさですが、なんとか勉強や読書、執筆を重ねることで磨きをかけていきたいです。今は妻が仕事をしている中、一日一作品を課題に執筆活動をしています。ショートショートは4000字程なので20作品ほどで一つの本になるのでしょうか。過去の作品数で足りてはいますが、どれも心から納得行く作品ばかりではありません。しかし、今の実力で書く小説もやはりピンとくるのが弱いのかなと。人の心を動かすほどの文章を書くことはやはり難しいですね。
 二番煎じのような形にはなってしまいますが、練習で書いた様な作品や少し自身は無いものの自分の力が発揮されているなと感じた作品は書籍とは別でnoteの力を借り、ここで発表できればと思います。
 継続は力なり。とても良くできた言葉です。日々の努力を忘れずにこれからもずっと小説を書ければ良いですね。
 皆さんのもとに僕の本が届くことを願ってこれからも書き続けたいと思います。
 ここでは執筆に疲れ果てた気持ちで、自分の頭の中の整理のような形で文章を書いていきたいと思います。そしてもう一つ僕のライフワークにしているカメラの活動。これもnotesで少しお届けできればと思います。
 では、この後も執筆に明け暮れようと思います。
離島より

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