実はあなた自身が、自分を「非中核人材」へと追いやっている!
野心がある人からの転職ご相談で、よく散見されるのが「会社は自分を中核に置いてくれない」「実績からすれば、自分のほうが先に昇進してしかるべきなのに」というような現職不満からの転職ご相談です。
確かに実力は十分。実績もあげていらっしゃる。
なのに、その人を上の役割に引き上げない。プロジェクトのヘッドにしない。
会社は彼らに意地悪をしているのでしょうか?
いえいえ、このようなことになっているのは、9割以上は当人に問題があるのです。
それは、その人が
自分のキャリアファースト
だからです。
転職動機を伺っている際に、「自分のキャリアのために次の会社で○○を経験しておきたい」「次の会社で○○を経験したら、3〜5年後に独立するつもり」など、自分のキャリア起点(だけ)で転職先を検討している人がいます。
新卒・二卒はそんな感じでも問題ないですが、中堅以上、管理職であればなおさら、「自分のキャリアアップのため(だけ)の転職」では、受け入れる企業側からすれば、おいおい、なわけです。
各処でよく話ししているのですが、
「I」ではなく、「We」
でなければリーダー、組織マネジメントは務まらない。
冒頭のような悩み(不満)を持つリーダーやマネジメントの人は、会社や周囲から見れば、「自分のことばかり考えていて、組織貢献がない」ので、そんな人をおいそれと多くの人を束ね率いてもらう役割にはアサインしないのです。
もし「なぜ、自分は重要なポストを任されないのだろう」と思っている人がいたら、業績的な実力や実績はもちろんではありますが、周囲の人たち・経営陣から「チーム貢献してくれる人」「中長期的に自社の事業や組織にコミットし続けてくれる人」「会社の方向性や価値観に共鳴してくれている人」だと見られているかを、確認すると良いと思います。
さて、本音で会社やチームのために貢献し、ともに未来を描こうと思い行動していますか? あるいは、そんなことは実はどうでも良い。自分がいかに将来的に得する経験や実績、「箔」を手に入れられるかばかり考えてはいないですか…?
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