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ウマい臭豆腐を探せ@台湾 #1

臭豆腐なる食べ物をご存じだろうか。

チョウドウフと呼ぶ。

台湾に行ったことがある人は、一度は嗅いだことがあるのではなかろうか。

あの鼻をつんざく臭いを…

台湾人が外国人に面白がって食べさせる食べ物第一であろう臭豆腐。

日本でいう納豆的存在の臭豆腐…

台湾人はおいしいというが、納豆嫌いのアタシはどう思うのか?

ワーホリで換宿のために、有名な温泉地北投駅に降り立ったアタシの鼻にも

その決していい匂いではない、もわ~んとしたものが漂ってきた。

臭い。

ドブ?…おなら?……何とも言えない…

何なんだ…この臭いは…

宿のドアが開く度、臭う。

宿のスタッフに尋ねると、宿の先に臭豆腐のお店があるらしい。

台湾の臭豆腐と言えば、揚げたものが一般的であるが、

こちらは蒸したものを麺の上にのせている

臭豆腐麺なるものがあるらしい。

これは試してみる価値はありそうだ。

お店は交差点の角にあり、建物の外に屋根をつけて、

ビニールシートで壁を作ってる半屋台スタイルだが、

お客の入りはいいようだ。

持ち帰りもひっきりなしにやってくる。

素食と言って台湾式ベジタリアンで、

麺を中心に、臭豆腐ではないメニューもある。

台湾人っぽくないアジア人の女性に、

メニューの写真を指差してオーダーを伝える。

客層は地元の女性が多いようで、

おばちゃんたちに交じって大きい銀色のテーブルを囲む。

臭豆腐が仕込まれている大鍋が背後にあり、

注文が入り、蓋が開けられる度にもわっとした臭いが漂う。

果たしてこの臭いの中、食べられるのだろうか…

野菜もたっぷり入ったスープ麺に蒸した豆腐がのっている丼が運ばれてきた。

これが臭豆腐麺!!

見慣れた揚げた臭豆腐とは、見た目が違う。

スープを一口。

もわっとした臭いは強烈に鼻をつくが、

口に入ったスープは野菜の出汁がきいている。

納豆にも見える豆もいい味を出しているようだ。

豆腐を一口かじる。

硬めのしっかりした豆腐は、口に入れてみるとそこまで臭くなく、

アツアツだが、すんなり噛めて、体の中に入っていった。

う、うまい…!!

臭いけど、うまい!!

麺はもちっとした中太麺。

つるつるっと啜れる。

食べれば食べるほど、臭いは気にならなくなっていく。

食べる前と、食べた後のギャップ…

これはヤミツキになるやつだ!!

スープもほぼ残さずイケてしまった。

ごちそうさまでした。

実はこの店、素羹麺というとろっとしたあんかけスープ麺も、

紅焼麺というトマトベースのさらりとしたスープ麺もおいしいので、

余裕があればぜひトライしてもらいたい

台湾人に聞くところによると、臭豆腐麺はめずらしいらしい。

となると、気軽に臭豆腐麺が食べられるこのお店は貴重な存在だ。

そして…もう一軒、臭豆腐麺が食べられるお店の情報を手に入れた!

次回に続く…

データ:廣澤素食

台北MRT北投駅から新北投方面、徒歩すぐ。

近くには日帰り温泉や、他のおいしい素食もあるので、

店休日に行ってしまっても楽しめること間違いなし!

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