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本当は教えたくない。仕事がデキるひとの思考。

こんにちは、いのきよです。
お久しぶりの投稿になってしまいすみません。

さて、今年もあと3ヶ月をきりました。
今年はコロナ禍などもあり、働き方も変わってしまったことや
仕事がうまくいかないことが多かった方が多いのではないでしょうか?

私自身も、様々な業種の企業様にご相談を受けお会いしたり、リモートでお話しさせていただくことが特に多い年だったと思います。

会社組織に所属している場合、またフリーで働かれてる場合もそうですが仕事って決して1人ですることってあまりなく、多くは誰かとコミュニケーションをとりながらこなしていくものですよね。

その中で、仕事がデキる人とデキない人の位置づけがあり、デキない方は
「なぜこの人はこんなにもできるんだろう」と思ったり、逆にデキる方は
「なんでこの人はできないんだろう」と思われることもあると思います。

本来ならば、コンサルや研修の依頼を受けて社員の方や管理職の方などにお話しする内容で、研修の場合は1回数万円いただいているものの一部となりますので、本当は無料で教えたくはないのですが、今回は特別に、仕事ができる人が無意識でやっている思考をすこしお話していきたいと思います。

うまくできない方は迷子になっていることが多い

迷子h1

営業やお客さまをお相手する店舗、また商品やサービスを提供するお仕事、製造するお仕事など関係なく、仕事は必ずKPIなどの分析がかかわってきます。
※KPIとは事業の目標達成に実行するプロセスが適正に実地されているか数値化するもの。

分析をしてわかったことがあり、それを踏み台にしてまた実行し調べて分析する……。この一連の思考の流れが上手にデキている方もいれば、一方でうまく進められず、途中で迷子になってしまっている方もいます。

迷子になる要因はいくつかありますがよく見る例を2つほど上げていきますね。

・色々調べているはずなのにその調べた結果がうまく利用できていないパターン。
・今自分がどこで何をされているか 迷子になってしまっているパターン。

このように迷子になることをふせぐ方法は思考の地図を書きながら進むことが大切になってきます。

では、地図を書くにはどうしたら良いのか?

これから、お伝えすることはすでに実行されている方もいるかもしれませんし、仕事を行う上では基本中の基本になります。中には知っているけど面倒だと思って怠っている方もいるかも知れません。

でも、基本が大切なんです。
もし、知らなかった人がいたらこの機会に思考の方法を身につけてみて下さいね。

ギャップを知って情報を整理する。

迷子h2

少し例題を出しながら説明していきます。

あなたは、現在複数の飲食店の営業を管轄しているとします。ある店舗の売り上げが、先月から下がり始め今月の売り上げはかなり下がってしまいました。(これをギャップといいます)

そこで分析をしたところ、新規顧客の売り上げは変わっていないにもかかわらず、既存顧客やリピートの顧客の売り上げは下がっていることがわかり、既存顧客やリピートの顧客単価は下がっておらず、客数が減っているのがわかりました。

先月から下がり始めたことを振り返り考えてみると、お店のホームページをリニューアルし、料理をする従業員が変わったり、オペレーションを変化させたことです。

この変化からギャップに対する仮説をたてていくことにします。

さて、何が要因なんでしょうか。


ここで、考え方として要因の候補が3つ

・ホームページをリニューアルした。
・料理をする従業員が変わった。
・オペレーションを変えた。

となってきます。
さらに、仮説を立てるときの情報として分析した結果は

・新規顧客の売り上げは下がっていない
・既存顧客のお客様の客単価は下がっていない。

ということです。

この場合の、デキる人の思考をわかりやすく解説していきますね。

要因の仮説としてまずはホームページを考えていきます。予約などの使い勝手によっては影響はありますが、もしそうであれば新規顧客の売り上げも影響が出ます。しかし、今回は新規顧客の売り上げは下がっていません。

次に料理です。
料理をする従業員が変わって、味が落ちたのであればリピート客や顧客の売り上げにはつながらず下がってしまいます。しかし、顧客の客単価は下がっていないので、料理の注文は減っていないことになります。そうすると味が要因ではなさそうですね。

残る要因はオペレーション。いわゆる接客になります。
新規のお客様は接客やオペレーション状況を知らずに来店するので、単価にも影響はなさそうですが、味が不味くなったよりは可能性が高そうですよね。また、既存顧客やリピートの売り上げにも影響が出やすい要因になります。

このように分析をし仮説を立てていくことが大切になりますが、実はここは変わっていないなどの情報も仮説を立てる上では大切になってきます。

思考を図解しよう。

迷子h3

分析を行なってわかった内容やギャップを図に書いてみます。これは慣れてくると頭の中で図が出来上がりますが、慣れるまでは書いていくようにした方がよいですよ。

今回はのギャップは売り上げが下がっていることになりますよね。
で、分析してわかったことをまずは、図にしていくと良いです。

図解1

また、問題がない部分も分かったと思うのでそちらも合わせて図にしていくとわかりやすくなりますよ。

図解2 (1)

既存やリピート客の客数低下に対して仮説を3つ立てたのでそちらも図にしていきます。

図解3

また、立てた仮説が合っているかどうかを確認する為に、問題がない部分と照らし合わせてかんがえるようにしましょう。

図解3 (1)

例えば、ホームページやWebサイトが問題という仮説に対して、それが解であれば新規客の客数や売り上げも下がるはず。などの考え方で大丈夫です。


他に、味が落ちてたら既存と新規の客単価は減るはずですよね。今回は客単価は減っていないのでこの仮説も仮説としては違うという考えになってきます。


このように、感覚や〇〇だろうという考えだけで、やみくもに行動してアクションを起こすと違った道に行ってしまい、結果迷子になってしまうので、仮説と分析と情報はギャップ(課題)を解決する為には大切な情報となり、それを元に思考をすることも重要となってくるんですよね。

また、今回は情報や仮説が少ない例題で説明していますが、実際の業務や事業ではもっと多くの情報や仮説が出てきます。そんな時には図にして整理することで、正確な道標が出来上がってくるので、面倒ですが図を書く癖をつけるとレベルが数段上の仕事がデキるようになりますよ。

この図を書く癖をつけて足取りをキチンと確認しながら、理想に対するギャップを解決するようにしていきましょう。

そうすれば、現状より仕事がデキる人となり、より仕事が楽しくなってくると思います。
仕事を楽しむ為には、やらされる仕事よりも自分から行動・考動することが私は大切だと思います。

今回は、思考についてのお話をさせていただきました。
この記事を読んでいただいた方に少しでも役に立てたら嬉しいです。

最後まで閲覧していただきありがとうございました。

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