見出し画像

「時短」ではなく「時産」のシステム・サービスへ

皆さん、ご家庭で食洗機を使っていますか?

こちらの統計を見ると、食洗機があるご家庭は全体の1/4。さらに食洗機があっても使っていないご家庭もあります。

その理由として最も挙げられているのが、「時間がかかるから(手洗いしたほうが早い)」というものです。

たしかに、食器洗浄機の平均的な洗浄時間は40分です。量にもよりますが、40分食器を洗い続ける人は少ないでしょう。一方で、食洗機を利用している人の声を訊くと、「もう食洗機なしの生活には戻れない」という話も多くあります。
主婦・主夫界隈では、たびたび議論になる食洗機の必要・不要論争ですが、私(中の人)は「必要派」です。

それは、食洗機に食器を洗いを任せているあいだに他の作業ができる時間が生まれるから、です。実際、食洗機に食器洗いを任せている間に、休憩することも、子供の勉強を見ることもできます。時間の余裕が生まれ、生活がより豊かになると感じています。
主婦・主夫向け雑誌には家事の「時短術」が度々取り上げられますが、最近の傾向として「時短」から「時産」へ、という流れがあります。

「時産」とは「ある作業を自動化・外部化することによって、他の作業をする時間が産まれる」というものです。

これは、なにも家事に限ったものではなく、ビジネスにおいても同じことがいえます。AIやRPAを使った自動化は言うまでもなく、タスクを共有し振り分けることによる業務の分散化、あるいは外部委託などのアウトソーシング。さまざまな方法で業務を並行稼働できるようにし、他の業務をする時間を生み出すことで、より豊かで生産的な仕事につながります

どんな業務にも不随業務やルーティンでの作業的な仕事がどうしても発生します。それらに時間を取られてしまい、より生産的な仕事ができないのは、時間の使い方としては「もったいない」し、不要な残業を発生させてしまいます。

私たちが課題解決に取り組んでいる「問い合わせ」業務も同様です。

メールの振り分けや担当者設定、ラベリングなどの自動ルールを簡単に誰でも設定できる。一人が設定したルールが全ての人に反映される。
こうした作業を自動化し共有することで、チーム全体で、他の作業をする時間が産まれます。社内での利用人数が多ければ多いほど、その効果は実感できます。

体系化された上手なテンプレートの回答を全員で共有し、全員でブラッシュアップさせる。テンプレを個々で作成し設定する時間が省け、新たな時間が産まれます。もちろん、対応効率もアップできます。

いま弊社のサービスに限らず、こうした業務の手間を省き、かつ並行業務ができるSaaS型のサービスは増えています。弊社でもアンテナを張りつつ、そうしたサービスは積極的に取り入れ、一人ひとりの生産性を高める取り組みを行っています。

RPAやAIに対してよく誤解されがちなのが、それらによって仕事が奪われるのではないか、というものですが、決してそうではありません。それらは「より生産的な仕事ができる時間を産み出す」ことを可能にするものです。

私たちもそうした視点を常に持って、より本業に集中できるサービスを提供します。

※中の人が元・主夫なので、内容がいちいち家庭寄りなのはご容赦ください


記事を読んでいただいてありがとうございます。これからも情報発信を続けていきます。