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CONTRAST – 國本怜「静雨」

久しぶりの投稿となりましたが、今回はインフォーカスが運営するクリエイティブスタジオ「CONTRAST」にて6月11日(土)から開催するエキシビションの紹介をしたいと思います。

「CONTRAST」は今年1月にお披露目となるオープンスタジオを行い、たくさんの方々にお越しいただきました。その後もアーティストによる滞在制作を中心に、色々な側面での活用を試みてきましたが、今回ははじめて作家による個展を行います。

展示するのは、國本怜さんというサウンドアーティストの作品です。國本さんは、サウンド制作やエンジニアリング、彫刻、空間設計など様々な領域を横断し、新しい音響体験を表現している方です。これまでに世界各地でサウンドインスタレーション作品の発表やライブパフォーマンスを行なっています。

國本さんにとって日本での個展開催は実に5年ぶり。しかも展示規模はこれまでで最大となります。テーマとした「静雨」は、梅雨という日本独特の四季のうつろいに着目し、雨がもたらす静寂と精神性を再解釈したものです。地上と地下の2フロアにわたる「CONTRAST」の空間を利用したインスタレーションを通して、お越しいただく方々をまだ見ぬ音響体験へと誘います。

ー Exhibition Concept ー
6月、東アジアに位置する日本では梅雨と呼ばれる雨季に入る。
無数の水滴音の集合である雨音は可聴周波数帯域を占領し、異なる他の音によって音が遮蔽されるマスキング効果によって、雨音はあらゆる喧騒を掻き消し静寂をもたらす。
地中に染み入った雨水は水滴音を響かせ、静寂を立ち上らせる。
やがて海水は流れ去り、空気に溶け、次の雨へと接続する。
静寂をもたらす雨音、静寂を映す鏡となる水滴音、それらをつなぐ水の循環を構成することで内省的空間を構築することを試みる。

國本さんが生み出す作品は、立体物としての造形美はもちろん、そこで映し出される映像や発される音、そしてそれらが配置されることで起きる空間の変容に至るまで、様々な角度からアートというものを感じ、考え、理解を深めてくれるものとなるはずです。

そうした多面的で多義性を持った國本さんの創作に対する姿勢は、デジタルブランディングを起点に様々な要素を掛け合わせることで新しい視点を提案する僕たちインフォーカスの価値観と重なるものを感じたことから今回オファーさせてもらいました。

今回展示される作品によって「CONTRAST」がどのような空間になるのか。僕たちも想像力を刺激されながら日々準備を進めています。
梅雨入りした東京にしっとり降る雨が心地よく感じられるような展示になると思うので、みなさん是非お越しください。

展覧会情報
会期:6/11(土) – 6/26(日)
月 – 金:15:00 – 20:00
土・日:13:00 – 20:00
休館日:火曜日
入場料:無料
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-49-4-1F & B1F
最寄駅:東京メトロ千代田線「代々木公園」駅1番出口より徒歩1分
小田急小田原線「代々木八幡」駅南口より徒歩2分
HP:http://contrast-tokyo.com/
Instagram:http://www.instagram.com/contrast_tokyo/
E-mail:info@contrast-tokyo.com

企画
株式会社 無茶苦茶 https://mucha-kucha.co.jp/

協力
有限会社オアシス https://www.oasis-sd.com/
株式会社dotdot
Matchaeologist Japan株式会社

それではまた次回のnoteでお会いしましょう。

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