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ママインターン出身 新人議員4名にインタビュー!【後編】

みなさまこんにちは!
ひろげよう!ママインターンプロジェクト事務局です。

ママインターン出身 新人議員4名へのインタビュー後編は、インターン活動中に困ったことや、議員を目指す方へのメッセージなどをお送りします!
(インタビュー前編はこちら
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【参加者プロフィール】
前山なおこさん・・・東京都杉並区議会議員。5歳児のママ。中野区(河合りなさん、中村延子さん)で4期ママインターンを経験。
大野ゆかさん・・・東京都板橋区議会議員。6、4、1歳児のママ。板橋区(南雲由子さん)で3期からママインターンを経験。
林あきこさん・・・東京都江戸川区議会議員。中1、小3、3歳児のママ。江戸川区(小林あすかさん)で1期からママインターンを経験。
九鬼ともみさん・・・東京都八王子市議会議員。3人の子のママ。東京都議会議員 須山たかしさんのもとで3期ママインターンを経験。
(2023年5月現在、以下敬称略)

ーー逆に活動中困ったことがあれば改善していきたいなと考えていますが、何かありますか?

大野:それでいうと私はSlackを使いこなせなかったんですよね。それで遠のいちゃった部分もありました。
今WOMAN SHIFTの会員になったのですが、勉強会のお知らせなどはLINEを使っていて、そちらの方が知っているツールなのでやりやすいとは思います。南雲事務所でもLINEをメインに使用していました。

:困ったこととはまたちょっと違うんですが、議員さんによって活動の頻度や緩さが違うと思うんです。私はゆるく活動する感じが合ってたんですけど、人によってはもっとしっかり活動したいと思っているかもしれなくて、事務所と合わない場合もあるのかなと感じました。

小林さんの事務所では定例のミーティングはなくて、たまに夜zoomで集まって困りごとなんかを話し出すんですが、結構脱線して時間も遅くなったりして(笑)
そういうのが私は好きでしたが、人によっては「もう少しキッチリやりたいので、〇〇さんのところで勉強させてもらえませんか」というような対応が柔軟にできたら、面白いかもしれませんね。

ーー実は今までも事務所を移動された方はいらっしゃるんです。どなたが悪いということではなくて、それぞれの方の方針が違うのは当たり前なので、今後も移動等を相談しやすい事務局の雰囲気づくりは大事かもしれませんね。

:良いと思います。逆の方もいらっしゃるかもしれないので。「この活動ペースだとついていけないなぁ」ということも多分ありますよね。

前山:中野区も結構ゆるい感じです。定例は月一でやっていて、Twitterのスペースを取り上げたいテーマがあるときにやっています。やっています。あとは皆さんのやりたいことを進めていきましょうって雰囲気でした。
ただ選挙が近づくにつれて、月一の定例も政治活動や地域の活動と被ってしまい、最後はインターン活動にほとんど参加できなくて。「皆が出ているのに自分だけ出ていなくて申し訳ない」という気持ちでインターンに所属していたので、そこが少し大変だなと感じました。

ーー定例ミーティングの録画視聴ができると少し改善されるかもしれませんね。録画が見れないほど忙しいということはあるにしても、後から追いかけて情報を得られるなら、その日出られなくても罪悪感が低減されそうです。

九鬼:私は須山さんとはLINEで連絡を取り合っていましたが、定例はなかったので、もう一人のインターンの方とお会いすることがあまりありませんでしたね。
頻繁に顔を合わせて話をするという雰囲気ではなかったですけど、たまに国会見学に行こうなど、単発での活動はありました。

ーー各事務所での活動は事務所ごとにおまかせしている面も大きいですが、定例ミーティングの開催はなるべくお願いしていった方が良さそうですね。議員とはもちろん、インターン同士のコミュニケーションも活発化できますし。
あるいは事務局で開催するお話会を増やしていくのも手でしょうか。検討したいです。

ーーでは、今後議員志望の方がインターンに参加されたり、活動中に議員を目指そうとなったりした際に、気を付けた方がいいことはありますか?

特に大野さんは今回議員の方から立候補を勧められましたが、今後もこういうことはあり得ると思います。仲間を増やしたかったり、自分は引退するので後継が欲しかったりという場合ですね。
「あなたどうですか」と言われた際にどうしたらいいかなど、アドバイスはありますか?

大野:言われた時にまず「何で私なんですか」とは聞きました。
私は地域の人の役に立ちたいという夢の中で仕事をしてきて、その思いと議員の活動がマッチしたのでお話を受けることにしたのですが、一か月ほど要したのは基本的には家族との相談だったんですよね。

議員を目指すにあたっての課題や、今後の生活がどうなるのかなど、色々とクリアにしなければならないことがあったので、南雲さんに質問を繰り返して一か月かかった感じでした。これが独り身だったら、わりとすぐ「やりますよ」となったかもしれないですね。

ーーママインターンは基本「ママ」の募集なので、少なくともお子さんという家族がいる方ばかりです。立候補するとなったときに、家族の理解や生活の維持については考えざるを得ないと思いますし、現職の議員さんでも選挙の時には家庭で大変なことは多いそうなので、今のお話を伺えて良かったなと思います。

九鬼:私の場合は、選挙で自分を売り込むという心理的なハードルをどう乗り越えるかということを課題に感じました。女の人って人に迷惑をかけないというか、逆に周りのお世話をして生きてきた方が多いかと思うんです。なので最初はポスターやチラシに自分の写真を載せることに抵抗がありました。

選挙では色々な人にお願いをする場面が多いんですが、それまでに自分が誰かに何かをやってあげていると、逆にお願いもしやすいですよね。地元のお店に顔を出すとか、食べに行くとか、そうやって関係を作っていくと良いと思います。

ーーリアルなお話をありがとうございました。
それでは最後に、皆さんからメッセージをお願いします。

大野:今日はありがとうございました。今回の選挙は、私は無所属なのでママ友だけで回したんですが、自分に関わってくれたことで板橋区や政治に興味を持てたという声をいただけて、すごく嬉しかったです。
ママインターン自体も政治に興味をもつきっかけになると思います。
私も受け入れ議員になる予定ですので、今後ともよろしくお願いします。

:私は「選挙に出たいな」と思いながら活動を進めていたので、ちょっとアドバイス的な感じになっちゃうんですけれども、活動していると現職の議員のところへ選挙の手伝いに行きませんか、という話がよく入ってきました。私はそれに結構積極的に参加をしていて、良かったなと思っています。
子育て中なので時間に制約があって、なかなかお手伝いも難しいんですけど、選挙の雰囲気をちゃんと味わっておく、こういう風に動くんだというのをなんとなく知っておいたことで、実際の選挙で戦いやすくなったと感じました。

まぁそれでも選挙期間中はもう時間に追われて、毎日なんかよくわかんないまま一日終わっちゃうみたいな七日間でしたけど、選挙応援はすごく良い経験になったので、立候補する前提でインターンに参加される方がいらっしゃれば、最初から「悩んでるけど立候補したいと思っています」というようなことを議員に伝えておけば、「お手伝い行きましょう」と声をかけてもらえると思います

前山:私は中野区の議員さんのところでしたけど、中野区は議員とインターンメンバーの関係性など、すごく雰囲気が良いです連絡してアポを取って相談するのではなく、本当に雑談の中で課題を拾ってくれて、提案や改善をしてくれます。
ママインターンはそういう議員と知り合う、困ったときに身近に相談できる誰かがいるという意味でも、体験してみて良いかなと思います。
私もインターンの声を拾って中野区に提案していく姿を見ていたので、自分が議員になって地域の課題を抱えているママたちと活動していけるというのは、様々な声を拾えるし色々な意見をもらえる素晴らしいことだなと感じています。

九鬼:インターン活動を通じて様々な制度をよりよく変えていこうとする人がいる、というのを目の当たりにするのはとても視野が広がる経験だと思います。
地域の人が色々なことを思っていても、それを出す場がない、出し方が分からないのではないかと感じるので、ママインターンを通じて、あるいは自分が議員として地域で活動することによって、女の人たちが「こうやって地域のことを変えられるんだ」という風に捉えられて、未来が開けるといいなと考えています。

ーー長いお時間ありがとうございました!

今回4名の方にお話を伺い、改めて皆さんが政治に興味を持ったきっかけや、ママインターンを通じて学べたこと、そして活動の課題が見えてきました。

特に、子育てを通して地域と関わることが増え、疑問や壁を感じるようになったという経験は、他のママたちも多くされているのではないでしょうか?
とはいえ、そこから政治家になるというのは大きなハードルがあるのも事実です。

「子どもを産んでから社会を良くしたいと考えるようになったけど、何をしたらいいの?」
「政治って難しそうだけど、どうしたら身近に感じられるだろう?」
「地域でのつながりを作りたい、自分の力を伸ばしたい」

そんな方はまずママインターンから始めてみるのはいかがでしょう?

2023年6月現在、ひろげよう!ママインターンプロジェクトでは5期メンバーを募集しています。
活動期間は2023年8月~2024年3月(以降延長可能)。今期は北海道から九州まで受入れ議員の幅も広がりました。(受入れ議員一覧はこちら
地方議員になることに興味があるという方も、もちろん全く考えたことが無いという方も、まずは説明会にお申込みください!

インタビューを快く受け入れてくださった4名の皆様、ありがとうございました!

4名の方のWebサイトはこちら
前山なおこさん(東京都杉並区議会議員)
大野ゆかさん(東京都板橋区議会議員)
林あきこさん(東京都江戸川区議会議員)
九鬼ともみさん(東京都八王子市議会議員)


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