不自由なヒト

不自由なヒトは、自分の中に、監獄を持っている。
だから、不自由なヒトの内面は、囚人のように監視され、
拘束され、束縛を常としている。

内面の不自由さは、外面にも顕れる。
そこに権力とか地位とか名誉の有無は
無関係である。

不自由なヒトは必ず、誰かの支配下にある。
だから、自由を奪われているんだ。

そもそも不自由なヒトの特徴は、
ありのままの自分を知らないことにある。
自分を客観視できないから、
自分の本当の姿に気づかないんだ。

だから、いつも、誰かに責任転嫁して、
他人の人生を生きている。
そのようなヒトを不自由という。

もし、そういうヒトが世の中に
溢れてきたと感じたならば、仕方がない。

まずは、自分が自分に気づくことである。
そうすれば、気づいたぶんだけ、
自分自身が自由になれる。

不自由なヒトを鏡にして、自由になる。
ただそれだけのことなんだ。