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自分らしく生きる力(前編)

あなたの持つ可能性を最大限に開発、実現することで、もっと自分らしく生きる。
世界がひろがるアカデミー」校長の倉本美津留が聞き手となり、タレント YOUの自分らしく生きる力に迫る。

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──今回講師を引き受けていただいたきっかけを教えて下さい。


(YOU)
私は基本的に、なかなか挑まないタイプなんです。
お話いただいて「じゃぁ、やってみよっかな?」っていう50数年ですね。
自分自身で「新しいことやってみたい!」って動かないタイプなんですよ、私。
誘われて誘われて誘っていただいて、って感じなので。
はい、今回も倉本さんに誘っていただいたんです(笑)

(倉本)
でも、自分から動かずにこうなってきたというのは、何故こうなれたのかって所ですよね。
僕が出会ったのは、YOUがデビューして間もない、バンドをやっていた頃。
たまたま深夜の音楽番組かなんかに、全然知らない人として出てたんですよ。まだそこまで知名度なかったと思うんですけど、テレビに出てるプレッシャーもない感じに見えて、「こんなに素、丸出しな方おんねや!面白いな〜!」と思って。

ダウンタウンがメジャーになる前のラジオなんですけど、丁度アシスタントが入れ替えの時期があったんですよ。その時に「全然わからへんけども、こないだたまたま出てた、YOUとかっていう名前の人、面白いと思うからオファーしてみたら?」って言ったんですよ。

勘ですね。
でもそれはやっぱり魅力を醸し出してたから、僕がそこで釣られたというか。
そういうのも、なんで出てたのかな?っていうのがありますよね。

(YOU)
多分、ダウンタウンさんも私も24-25歳くらいで、ごっつええ感じ始まる全然前なんですけど、たまたま誘っていただいて。
テレビでダウンタウンさんが、東京の人たちに「面白い!」ってなり出した頃で、お声がけいただいて「やるやる!」って言って、それをやらせていただいたラジオが最初です。
そうです、最初に断らなかったのはそれですね。

バンドもリーダーに誘われて。
結婚も誘われて。
「(結婚)しない?しなーい?」って言われて、「そーお?じゃあしてみるー?」って。
もう本当にね。
別に積極的に行動を起こさなくても、誘っていただけると楽しかったりするんです。

(倉本)
多分僕の一番最初の印象は「飾っていない人」だったんですよね。
こんなに飾っていない人は、笑いとかこだわりの厳しいあの二人の前に連れて行っても、多分彼らとは全然違うマイペースが保てるかなと。
他の人とは違うっていう感覚、最初から人に合わせようという気があんまないんだと思うんですよ。合わせようという気がないけども、人とは揉めないというか。
合わせないということがこの人らしいから、「あ、そうだよね」ってなって、なんの問題もない感じがするんですよね。

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(YOU)
許してくれるんですよね、人が。
人と揉めるとかは、基本ないですね。ぶつかるようなこともしないので。
なんもしないんですよ、私。
ただ、現場では割と体育会系なので、自分の仕事は見つけたいタイプです。

──YOUさんがお仕事で大切にされていることはなんですか?


(YOU)
現場・現場は真剣に取り組んでいて、何を望まれているか?
誰かの邪魔をしたくないし、ただ足を引っ張らないように、何をするべきかっていうのは割と考えていて、揉めるとかそういうことよりも「なんで呼ばれているか?」
それは考えますね。

人に応えたいんです。あと先輩大好き。
だから年どうこうっていうより、リーダーシップがある人とか。
「面白いな。この人非常に興味深い」っていう人についていくのが、好きだし、うまい(笑)

例えば、水谷千重子さんの舞台とかに出させていただいているのも、水谷さんが好きですごい尊敬するから、ついていくのが面白い。ついていき方を考えるのがいちいち本当に面白い。

(倉本)
なるほど。どういう人の面白い部分を、自分なりの角度でこうやったらもっと面白くなるんじゃないかっていう感覚がいると思うのね。
だからYOUが言うことによって、本人も気づいていない面白さが絶対出ると思うんですよ。それがもっと面白くなったらいいなって言うことでしょ?

(YOU)
そう。だから、足手まといにならないようにって考えていくと、そこにいるのは緊張もするんですけど、それはすごい楽しいですよね。
あんまり緊張しないんですよ、普段。
ダウンタウンさんの時は緊張感すごいんですけど、緊張させてくれる人とか逆に「なんだろう?」とか思って、それですっと懐に入れた時の快感ったらないんですよ。

だから、ちょっと難しいことをやるのはすごい好きで。
なんか分からないけど、すっごい昔に急に杉良太郎さんとロケとかあって、「えー!」とか思うんだけど、ワクワクしちゃう。
だって、嫌われて当然じゃないですか?そう言われて当たり前な差があると、ちょっとでも近づけると嬉しいから、いちかばちかやってみるんです。
それでダメだったこともあるんですけど、まぁ、それは気にせずに。
一人遊びなんですけど、そんな感じでいっつもお仕事していますね。

──倉本さんから見てYOUさんはどんな人ですか?


(倉本)
相手のことをめちゃめちゃ考えるって言うことなんですよね、きっと。
だから全然考えていないようで、考えるって言うことだと思うんです。
基本的には、魅力的な人を見つけたら仲良くなりたいって言うのがあって、どんどんどん仲良くなっていく人だと思うんですよ。
そういった人からまた信頼されるような動きができるって言うことは、やっぱりすごい大事なことだと思うんですよ、生きていく上で。

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(YOU)
そうですね、自分で言うのもなんですけど、忠誠心がすごいんですよ。
もう本当に私という子分は凄いなって思います(笑)

(倉本)
自分で自分の忠誠心が凄いと言えるこの人が凄い(笑)
面白いですね、凄い子分を目指すって言うのは。
でも人はYOUのことを誰かの子分やって全然見てないからね。
どちらかといったら、親分に見える感じでしょ?

(YOU)
私は、若い頃から水戸黄門で言うところの”うっかり八兵衛”として、何歳まで生きれるかをやってるんですよ。
そしたら60前まで来れたから、これもう結構一生いけると思うんですよ。

(倉本)
うっかり八兵衛理論ですか。

(YOU)
そうです、うっかり八兵衛理論です。
水戸黄門さんになりたい方もいらっしゃるし、いやちょっと脇でイケメンの助さん格さんがいいとか、風車の弥七がいいとか、かげろうお銀がいいとか。
いろんな目指すところがある中、私は迷わず中学生くらいから「うっかり八兵衛最高じゃん!」って。

団子食べてみんなになんかやんや言われながら、でも絶対面倒見てもらえるわけですよ?
やっぱりうっかり八兵衛ですよ。
でも、うっかり八兵衛も難しいんですよっていうことをね、私は人に言いたい。
「楽だと思わないで」って。

女としてうっかり八兵衛を目指しているのって、多分私くらいですよ?
ちょっと若い人には、うっかり八兵衛が伝わらないって言う噂もありますけど、それはまたおいおい説明しますね。

(倉本)
うっかり八兵衛って俺もそこまで詳しくないんだけど、やっぱうっかりしてるんでしょ?
うっかりを演じているのかな?

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(YOU)
いや、八兵衛は多分本当にうっかりしてるんですよ。
水戸黄門さんは知らずして何かを受け継いでそこにいなきゃいけない人。
それを守る立場と決めた助さん格さん。
守る立場っていうのは要するに会社だから、そこにいるのはちょっとしんどいなっていう、フリーランス的な風車の弥七。

うっかり八兵衛は、社員の一番底辺にいるんだと思うんですよ、体制の。ただ、底辺だからこそ自由さがあるんですよね。会社って食べられない人も食べていかせないといけないわけじゃないですか。それの代表ですよ。

この人大学も出てないし、大したパソコンスキルもないし、だけど会社っていう組織はその人を食べていかせないといけないっていう、私はそこにいる感じですね。
フリーランスになると、弥七みたいにやっぱ技術がないといけないので、私は怖くてフリーになれないんです。
だから社会の底辺でもお団子買ってもらえるっていう、そこの秘訣をお教えできたらなぁと思います。

いなくていいんですよ。会社にとっては。
本来であればそういう人いなくていいんですけど、社会的に雇わないといけない。

だからあたしみたいのも、雇わざるをえないわけですよ。そこで、どうやって生きていくか?
底辺なら底辺のヒエラルキーがあって、私は底辺の中では割とトップクラスにいたいんです。だから、ただぼーっとしている人は「しょうがないよね〜」って言いながら全然裏切りますからね(笑)

平気です。それはやっぱり生きる力なんで。
だから倉本さんみたいな方は裏切らないけど、私が興味ないような人は平気で疎遠になります。そういう意味では、全然優しくないですから。

みんなに忠誠心なんて全くないです。
信用できる、才能ある魅力的な人への忠誠心はありますけど、自分にあんまり関係ないかもっていう人にまで忠誠心なんか全くないです。
はっきり言っときます。底辺は底辺で厳しいですよ?


〜後編へ続く〜

YOU

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東京都生まれ。1988年「FAIRCHILD」のボーカルとしてデビュー。バンド解散後TVバラエティーを中心に活動。2004年初の本格的映画出演作「誰も知らない」(是枝裕和監督)にて第78回キネマ旬報助演女優賞を受賞。その後の主な映画出演作に「THE有頂天ホテル」(三谷幸喜監督/2006年)「歩いても歩いても」(是枝裕和監督/2008年)「走れ!T校バスケット部」(古澤健監督/2019年)等。最近のTVドラマレギュラーに「ヒモメン」(ANB/2018年7月~)「リバース」(TBS/2017年)等。また「セブンルール」(フジテレビ系)「ねほりんぱほりん」(eテレ)等バラエティー番組のレギュラー他、2021年度秋にスタートする朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演。

世界がひろがるアカデミー


世界がひろがるアカデミーとは、各分野で成功した12名の特別講師から、実体験、考え方、テクニックなど、このアカデミーだけの特別授業を1年間に渡って受講してもらうことで、あなたの可能性を最大化する力を身につけてもらうためのアカデミーです。
12人12色の授業から、日常で出会うことのできない学びや刺激を得てもらい、1年をかけてあなたの力を次のステージへと生まれ変わらせることを目的としています。 「感じる力」「考える力」「伝える力」をアップデートして、昨日までの自分には見えなかった世界へ踏み出してみませんか?
https://sekahiro.jp/


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