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自分らしく生きる力(後編)

あなたの持つ可能性を最大限に開発、実現することで、もっと自分らしく生きる。
世界がひろがるアカデミー」校長の倉本美津留が聞き手となり、タレント YOUの自分らしく生きる力に迫る。

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──YOUさんが受講生に伝えたいことはなんですか?


(YOU)
頑張り方を間違えている人は多いと思います。
それは口でうまく説明できるかはわからないんですけど、ちょっとしたことなんです。
そういう目に見えないものが一番大事なのかなって思いますね。

気を遣えたとしても使い方が違ったり、そもそも遣えない時点でアウトなので、そういう細かい線引きを底辺の人は感じるんですよ。
自分の位置を感じて、いかに学習して、迷惑かけないか。
どう感じて、どう振る舞うかを先回りするんですけど、先回りしすぎてもうっとうしい。
その辺の加減ですよね。
底辺にはやるべきことがたくさんあります。
私が100点とは言わないですけど、多分そんなに下手ではないと思う。

(倉本)
いや、気遣いの加減はすごい人だと思います。
本当に、気遣いしすぎるとうっとうしいってなるっていうことは絶対あるよね。
その辺はすごく学べるところだと思います。みなさんね。
ちなみに、忠誠心を持つ対象としての条件は?

(YOU)
なんだろうな。
ちょっと語弊があるかもしれないですけど、仕事できる人が好きですね。
やっぱり長く良い結果を出している人っていうのは職種関係なく、好きな人が多いですね。
ただ、どんなに業績上げていてもやり方が気にいらない人もいっぱいいるし、だからちょっとなんとも言えないですけど。

私にとってセンスがいい人が好きですね。
センスだったり、抗えない魅力的な人、例えば美輪明宏さんとか。
あー素敵だな。って思いますね。

(倉本)
YOUさんみたいに素敵な女性になりたいって言う子、割と多いと思うのね。
そんな人にとっても、YOUから見たら素敵な人っていうのは、その人に気づきを与えそうだよね。

(YOU)
そうですね、いろんな種類の素敵な人がいますけど…。
例えば、今ちょうど舞台でお世話になっている水谷千重子さん。
パワフルさだったり、そもそもが面白いじゃないですか。
クリエイティブな感じが好きだし、一緒に仕事したいなって思います。

浜田さんは浜田さんで、営業妨害みたいになっちゃうかもですが、例えば後輩へすごく気配りできる人。そういったことは直に学べたりするし、素敵な人がいっぱいいますね。

ファッションだったり、行動だったり、その人の良いとこ取りをする。
「いいところがあんまりないなー」って思うと寄り付かない。
やり方が極端なんです(笑)

私は人のことをすっごい見るんです。
なんかもう意地悪なぐらい見ているんです、実は。
話し方とかもそうだし、例えば今(セッション中)でも部屋の端まで見てるんです(笑)

すごい嫌な感じなんですよ〜。
そういうのが好きなので、熱心な人とそうじゃない人は瞬間でわかるし、そういう人は可哀想だなぁって思います。
学べるところで学ばない人、もったいないなって思う人は、やっぱりあんまり活躍しませんね。バイト先でもそうだったし、そういう感じがすごくします。
なんか与えられている時間を頑張らない人っていっぱいいるので。

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──受講生の方に何か聞いてみたいことありますか?


(YOU)
なんで来ているの?って。
何で今日来たのって(笑)

(倉本)
それは面白いね。

(YOU)
わざわざ来てくれている訳なので、それは聞きたいですね。
あとは、今一番楽しいと思っていること、しゃべりたいことがある人はしゃべって欲しい。
「僕こういうこと考えているんですけどどうですか?」みたいな。
難しいことでも、ただ発表したい人でも。

全く興味ないことを聞きたい。
普段はテレビであれば消したり、その場からいなくなったりしちゃうじゃないですか。
興味ないことで溢れた教室、一人しか興味ないことを次々にやるっていう。
誰も聞いていないかもしれないし、聞いている人は聞いているし。

(倉本)
一番興味ないことを、発表できた人が優勝みたいなね(笑)

(YOU)
一番興味ないこと選手権!
自分は興味あるけど全く賛同を得られなかったっていう1位を、もしかしたら決めるかもしれない。

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(倉本)
それはいいかもしれない。
みんな聞かなあかんからね。聞いて判断するから。
その中で一番興味ないことが一番凄いってことになって裏返ってくるから、面白いと思う。

YOUはトーク番組とかに来てもらったら、どんなテーマでも上手に捌いてくれる人の代表やから。
ここで、言いたいこと選手権やっているのは凄く面白いと思うんです。
すごい贅沢なことですよね。

──最後に、どんな方に受講していただきたいですか?


(YOU)
とりあえず、どんな人でもまずは来てほしいですね。
初めて会う人だからおもしろい。
わからないことが、面白いよね。

下の相談からね、何でもいいですよ。
まあちょっと長く生きている分、何か答えがあることもあるかもしれないですし。

若い方がいて、ちょっとよくわからないことがあったりとか、共感を得たいことがあったりとか、そういう話を聞いてもいいと思うし。
ほら、小学校の時に生理の授業の時には男子が表に出されてたりしてたじゃないですか?
ださないで下の話とかめっちゃしたいし、性的な話もしたい。

あとは八兵衛だから、やっぱ上の人からそこで呼んでいただけるっていうことは、私の忠誠心が伝わっているってこと。
それはやっぱり自分の先輩に対する仕事が伝わっているっていう嬉しさもある。
先輩に呼んでもらえるっていうことは「あ!黄門様見てくださっているんですね!」っていう喜びでなんか生きれるわけだからさ、底辺ってそういう喜びがありますね。
だから、いい匙加減を見つけるために生きている感じ。

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(倉本)
いや、人生ですごい大事なことだと思うわ!
俺、匙加減下手で色々ぎくしゃくすることも多いねんけど(笑)

(YOU)
匙加減の勉強を日々している感じです。

(倉本)
YOUには何回も言ったけど、なんでYOUはYOUって名前にしているのかっていうのは、自分じゃなくてあなたっていうことで、「私はあなたですよ」っていう名前なんですよね。

すごいな〜って思ってて、意識的じゃなくても人のために生きるのが当たり前というか、人のことを考えて生きるのが当たり前というか。
言わずもがなやっているっていう、自分で言わへんから俺が代わりに言っている感じになっているんですけど(笑)

(YOU)
ありがたいことにね、名前からして他力本願っていう。
うっかり八兵衛は自分で仕事を見つけられないんですから、(倉本さんみたいに)上にいてくれてこそ、色々底辺の仕事があってありがたいですね。

(倉本)
すっごい自分が今まで道拓かなあかん。ていうような人が、割と多くなるかなと思うんですよ。
でもそれはそれで学べるところがあるから。
そこと同時に、まあ匙加減というか、自分で道拓かないということが、拓いていないということではないんだよ。っていうことを教えてくれる。

それはやっぱり世界が広がるんですよ。
そこに広がる角度があったなんてっていう気づきが大切ですよね。

(YOU)
そうですね、そういう生き方もあるんだよっていうね。

(倉本)
そういう生き方でこんなに素敵になれる。憧れるっていうね。
ゴリゴリ格好良くみたいな感じじゃないのに、そうじゃない大切さみたいなのは、YOUからしか聞けないと思う。

(YOU)
何着ていけばいいのかしら。ワンピースかしら?

(倉本)
着ぐるみでもいいですよ(笑)

YOU

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東京都生まれ。1988年「FAIRCHILD」のボーカルとしてデビュー。バンド解散後TVバラエティーを中心に活動。2004年初の本格的映画出演作「誰も知らない」(是枝裕和監督)にて第78回キネマ旬報助演女優賞を受賞。その後の主な映画出演作に「THE有頂天ホテル」(三谷幸喜監督/2006年)「歩いても歩いても」(是枝裕和監督/2008年)「走れ!T校バスケット部」(古澤健監督/2019年)等。最近のTVドラマレギュラーに「ヒモメン」(ANB/2018年7月~)「リバース」(TBS/2017年)等。また「セブンルール」(フジテレビ系)「ねほりんぱほりん」(eテレ)等バラエティー番組のレギュラー他、2021年度秋にスタートする朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演。

世界がひろがるアカデミー


世界がひろがるアカデミーとは、各分野で成功した12名の特別講師から、実体験、考え方、テクニックなど、このアカデミーだけの特別授業を1年間に渡って受講してもらうことで、あなたの可能性を最大化する力を身につけてもらうためのアカデミーです。
12人12色の授業から、日常で出会うことのできない学びや刺激を得てもらい、1年をかけてあなたの力を次のステージへと生まれ変わらせることを目的としています。 「感じる力」「考える力」「伝える力」をアップデートして、昨日までの自分には見えなかった世界へ踏み出してみませんか?
https://sekahiro.jp/


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