結局ロボアドは良いの?手軽さの売り文句に踊らされないように!
前回に続き、最近話題のロボアドバイザーについてお話しします!
特に「全自動でNISAも」といううたい文句が本当にイイのか、ウェルスナビなど各社の商品の実際の運用実績をもって、検証してみたいと思います。ロボアドは手軽に投資を始められると人気ですが、その実力はいかに?
ロボアド vs ネット証券でS&P500に投資する場合のデータ分析の比較をしてます。具体的にどっちがどれくらいお得?
気になる方はぜひ最後までお読みください。
ロボアドのおさらい
まず、ロボアドバイザーとは何かをおさらいしましょう。
ロボアドは、ネット上の簡単な質問に答えるだけで、個人に最適な資産配分を提案してくれる金融サービスです。新NISAを活用できるロボアドもあり、働く現役世代を中心に利用者が増えています。主な魅力は、自動で資産運用をしてくれることと、手軽に低コストで分散投資ができることです。
詳しくはこちらをご覧ください!
各社の運用実績
きっと皆さんが気になるのが、運用実績。
「実際、資産が増えるの?」
早速、主要なロボアド5社の過去5年間の運用成績を見てみましょう。
詳しく解説していきます。
表の👍👎マーク、気になったと思います。
これは、各社の資産効率(ここでは表の”リターン÷リスク”で計算して平均化)も面白いですよね。単純にどの会社の実績が、同じリスクにされされながらも、いいリターンを記録できたか、という観点。やはりウェルスナビはこの意味でも首位となります。
リスクリターンで見ると解像度上がる
次に、お馴染みにのリスクリターンを見てみます。
各社、それぞれ積極的〜保守的など色々プランがあるので、それを5社分プロットしてみます。
各社の運用成績はリスク水準に応じて異なりますが、全てのコースで過去5年間の運用成績がプラスとなっていること!市場全体が伸びているので、当たり前っちゃ当たり前なんですが、ロボットが裏にいると考えるとスゴイですよね。
この図で見ると左上にいけばいくほど、”優秀”な商品ということ。
冒頭の表の👍👎マークと、一貫した結果となりました。
また、2019年4月から2024年4月までの5年間、毎月3万円を積み立てた場合(元本180万)のシミュレーション結果も見てみましょう。
ウェルスナビ: 含み益87万円
ON COMPASS: 含み益74万円
おまかせ投資: 含み益78万円
THEO: 含み益74万円
楽ラップ: 含み益46万円
どのロボアドも、元本割れのリスクを低く抑えながら、
堅実に資産を増やしていますよね。
結局どうなの?預けるべき?
私たちの最初の見解としては、
純粋に「スゴイ」でした。
ロボットなのに成果上げている!
… でも投資商品を選ぶ際には、比較対象が大事です。
ロボアドの5社の中で比較すると、狭い視野にとどまってしまいます。一番よい選択ができない場合があるので、他の代替手段は何か?
と考えた時に、やっぱりパッと頭に浮かぶのがネット証券で「S&P500」や「オルカン」に投資することですよね。
これらに100万投資したパターンと、
ロボアドに同額投資したパターン。
どちらがよいか?
その比較をしてみました。
S&P500の方がよく見えますよね?
「取っているリスクが違いじゃないか!」
と聞こえそうですが、同じリスク(標準偏差 σ)でも資産効率をみてみると、S&Pの方がよかったりします。
ここまで見てきた通り、ロボアドバイザーは便利で手軽な投資手段です。しかし、手数料が高く、リターンが必ずしも高いわけではありません。
これまでの話をまとめますね。
全自動でお任せしたい方には検討する価値はありますが、SBI証券や楽天証券でポチっとするのはそんなに手間じゃありません。むしろその後はほったらかしでいいので、ロボアドが「手軽さ」において勝っているとは思わないのです。が故に、私たちはロボアドはしないし、おススメもしません。
🏃♂️ 行動に移そう
いかがだったでしょうか?
ロボアドバイザーは全部お任せで運用したい方には便利ですし、しっかりとそれなりのリターンを上げています。しかしその売り文句に踊らされないように気を付けてください。手数料が高いわりに、個別でネット証券で積立するのも同じくらい楽です!
それではまた次回、お楽しみに!
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