見出し画像

大人の単語帳「読書バリアフリー法」

10月も下旬に入り、秋の匂いが香しくなってきました。
秋といえば、食欲の秋。最近さつまいもが取れたてんで、豚汁にして先程食べましたが、いやー旨いね。

まぁということで、お久しぶりです。EBSです。
最近は国内情勢、国外情勢共に激変しているので、自前の調査等で更新が滞ってしまいました。これからはジャンジャンバリバリでやってきますね。

さて、今回の大人の単語帳、テーマは「読書バリアフリー法」です。

食欲の秋だけではなく、読書の秋に注目してみよう!と思った時に、ふと小耳にはさんだこのワード。今日はその概要とEBSの考えについてご紹介したいと思います。


「読書バリアフリー法」って何?

読書バリアフリー法とは、令和元年に入って間もなくの2019年6月28日に施行された法律で、正式には、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」といいます。
俗称で「読書バリアフリー法」といっていますね。こっちの方がソフトなイメージで私は好きですね。

そんで、
【読書バリアフリー法】とは、
視覚障害者等(視覚障害、発達障害、肢体不自由、など)の方に向けた読書環境の整備に、官民挙げて推進しましょう」という内容になります。

この法律は、文化振興法二条の恩恵からこれまで漏れていた視覚障害者等の方々を何とかしようという願いが込められているように思います。

EBSは日本国もこういう重箱の隅を突っつくけれど、良い施策をやっていることをアピールしりゃいいのにと思うんですがね。

まあ、海外には、マラケシュ条約の内容を10年かかってやれたと映りましょうが、なんのせ良かった。

※【マラケシュ条約】
(国家は視覚障害者等が発行された著作物を利用する機会を促進するため、2013年6月27日に採択された条約)

「読書バリアフリー法」のここが凄い

じゃあどう視覚障害者等の方々に官民挙げて貢献するかというと、これまでは活字と点字を併用した大判本やLLブックがありましたし、公共の図書館ではスロープや障害者用のスペース、郵送サービスなどの設置もありましたが、「視覚障害者の方が活字の本を読やすくする」目的からは少し遠く、行政サイドのサポートも限界があるといえる現状でした。

そこに、最新のテクノロジーで解決を図るんですね。

最近、CMやネットサーフィンしてると電子書籍(Kindleなど)音声で読み上げる「オーディオブック」なるものが登場してきていますよね。(日本オーディオブック協議会常任理事の上田渉さんも参画。

もっと言うと、某〇〇ウォッチの健康管理やレコメンド機能、音声自動字幕AIサービス、そしてこの先登場してくる【AIコンシェルジュ】といったサービスも加われば、「音声」による読書環境が拡充され、健常者も視覚障害者のバリアもフラットになることでしょうね。
今後も注視していきます。

色々考えることが多い乱世の中ではありますが、テクノロジーは、こういう風に使ってほしいですよね。

ちなみに、日本はここが凄い

皆さんの自治体では、「出張図書館」とか「出張文庫」といった行政サービスは利用したことがありますか?

ざっくりいうと、地域の図書館の職員が持っている本棚付きの中型バスで各小学校や中学校を回って本の貸し出しをする行政サービスなんですけどね。

これができる国家は、極めて少ないです。
そこまでするかと思うほどに、日本では行き届いているんですね。すごいと思いませんか?

その制度をやっている日本は、まだまだ捨てたもんじゃない。EBSは、そのように思うのです。

EBS(東洋の賢者)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?