【詩】芋虫
◯◯◯◯◯
数cm程度の
小さな体
緑黄の中に
悠々と紛れる
義眼に飛びつく
馬鹿も居ないから
彼らは
常に独りぼっち
◯◯◯◯◯
まだ見ぬ未来に
期待なんてしない
綺麗な蝶になんて
興味無い
ただ目先の食い物に
飛びつくだけ
丸々太るまで
食べるだけ
◯◯◯◯◯
丸々太った
単調な芋虫は
気持ち悪いと
周りに嫌われる
そんな事を気にせず
ウゴウゴ動く
今日もまた
草木に紛れている
◯◯◯◯◯
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?