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勉強がはかどる時間帯・場所・時間配分(How to Become a Straight-A Student (Cal Newport著)より)
「How to Become a Straight-A student (Cal Newport 著)」ですが、2回目を読んでいます。
過去2回と今回の記事は、第1章の「Study Basics」を自分の意見を含めて説明しています。
これらの情報は
忙しくて勉強できないんだよ〜
と言う前に、「これができてますか?」と確認するチェックリストのようなものです。
その最後として、
勉強がはかどる時間帯・場所・時間配分
についてご紹介します。
時間帯:
これは「Early」です。具体的には、「夕食を食べる前まで」となります。これは理にかなっていて、夕食後の時間帯は、メラトニン分泌がすでに始まっており、体内時計的には「リラックスムード」です。これから体を起こすのは、体の状態に逆行する行動なので、控えた方がいいのです。
これに、本書では次のような説明があります。(自分なりの意訳です)
ほとんどの学生は、夜が勉強に適していると勘違いしている。それは、朝〜昼にかけては食事、講義、交流などで密な時間帯であり、それらがひと段落する夜が最も落ち着いて勉強できる、と思っているからだ。しかし、夜の時間は思っているほど長くはない。
多くの人は夜の時間帯を過大評価しています。先ほどの体内時間のこともあるので、作業も思ったように進まないでしょう。だから、夜勉強をすると効率が悪くなるし、そのせいで機嫌も悪くなります。その効率を補おうとして睡眠時間を削ると、翌日にその影響が出てしまい、悪循環が生まれます。
その対策として、前回までの記録術などで「空いている時間」に気づき、スキマ時間を利用した勉強法にシフトするのです。
場所:
ですが、友達といつも一緒にいたり、交流相手がいる空間では勉強する時間がなくなってしまいます。ですので、勉強はそういう誘惑から「隔離された」場所でやるのです。「強制的に誘惑を遠ざける」のです。
これは、「勉強モード」「リラックスモード」といったマインドセットのメリハリのある切り替えによい効果があります。
本書では、「複数の自分だけの場所」を用意しておくことがすすめられています。「図書館」というだけではなく、「図書館の○階のあの端っこのスペース」とかより具体的なものを探すと良いでしょう。その場所についてから考える時間が節約できます。また、気分を変えるために、自宅と学校の反対側にある、あまり友人とは会わないカフェなどもいいかもしれません。とにかく集中できそうな場所を試行錯誤的に探しましょう。
時間配分:
本書では「休憩なしで1時間以内」です。これはポモドーロテクニックでお馴染みですね。統計的にも個人差があるにせよ、最長で1時間ごとに休憩を挟むのが、継続して勉強をするのがいいようです。
休憩といっても、スマホなどを見るのは逆効果なので、トイレに立つ、水を飲む、音楽を一曲聴く、Audibleで小説を1節分聴く、とか短時間でできるのが良いリフレッシュになるように思います。
自分の場合は、作業をわざと短く区切ったりもしています。そうすると、作業時間は短いですが、休憩も短くて済むので。また、長い時間を必要とする作業に関しては、その作業に行き詰まったら、短い作業を入れて気を紛らわしたり、など色々試してはいます。正直気分で決めていますが、確かに言えることは、2時間くらいぶっ通しで作業をやってしまうと、長い休憩が必要にな理、その後の作業効率は明らかに落ちることです。ですので、なるべく1時間程度で休憩を入れるようにはしています。
本書を読むと、「勉強をする前の、勉強に取り組む仕組みの大切さ」に改めて気付かされます。勉強ができないのは、あなたのせいではなく、あなたが採用している仕組みのせいです。ちょっと変わってみたいな、と思う人は、自分自身を変えるのではなく、自分がしている仕組みを変えることに注目するといいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。