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【孫子】短期決戦で勝てるように準備する【最高の戦略教科書 孫子】

本日の「最高の戦略教科書 孫子」からの一言は、

「いかに短期決戦で勝てる条件を重層的に構築していくか」を粘り強く探求していったのが『孫子』という古典なのだ。

守屋淳、「最高の戦略教科書 孫子(日本経済新聞出版),P72」より抜粋

です。


昨日ブログで、

何事も、準備を周到にし、始まったら短期で決着をつける。これが仕事でもなんでも重要なことなのだと、本書を読みながら日頃のニュースなどをみて思った次第です。

https://note.com/inano_faghri/n/n3be78f25a451

と書いたのですが、昨日読み進めて「まさに!」というところだったのでビビッときました。


さらに読み進めると、孫子がこの「短期決戦」を原則にしている理由が

○ ライバル多数
○ 負けられない(負けたら終わり)

というところからくることが書いてあるのですが、この前提条件、自分の仕事にも結構当てはまります。それぞれに対して思いつくのは

○ 世界中に同じような研究をしている研究者がたくさんいる
○ 論文にツッコミどころが多いと研究者としてのレベルが問われる

というところです。

特に論文を投稿するときはいい例です。

基本的に学術論文は、その質(クオリティ)の評価に、「ピアレビュー」という方式を採用していて、研究をまとめて論文という形にして世に出したい場合、

○ 論文(マニュスクリプト)を投稿する
○ 同業者(ピア)による審査(査読)
○ 査読者とのやり取り
○ そのやり取りから編集者が結果を出す

というプロセスをたどります。同業者の目で「研究がしっかりとなされ、まとめられているか、新しい知見があるか」などを評価するわけです。

このプロセスは場合によっては、数年かかることもあるようです。

これにもきっと「孫子」はとても役立つように思います。

特に、「いかに短期決戦で勝てる条件を重層的に構築していくか」という考え方を持っているか持っていないかで、同じ内容でも結果が変わることは、自分、周りをみていて思います。

やはりいい結果を得るには、「準備は周到に」「やり始めたら短期決戦」ということを、いつも肝に銘じておきたいと思った次第です。

自分の感覚としては、準備:決戦=9:1くらいでもいいのかとは思いました。

「行動しながら修正する」ということは非常に大事です。これが仕事における「負けられない事象」に対する「準備」なのかな、と思っっています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!



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