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【孫子】兵は拙速を聞くも、いまだ功の久しきをみざるなり【最高の戦略教科書 孫子】

自分の仕事では、1月2月は本当に忙しい時期です。

○ 研究室の学生の卒論・修論の添削
○ 受け持ちの授業の成績評価

などなど、年度末に色々仕事が立て込みます。

それで思うのが「短期決戦」の重要性。自分としては、

○ とにかくシステム化して準備を万端にしておき
○ 期限に合わせてマルチタスクをせずに一つ一つ一気に終わらせる

が理想です。

孫子を勉強していても、

兵は兵は拙速を聞くも、いまだ功の久しきをみざるなり
(短期決戦に出て成功した例は聞いても、長期戦に持ち込んで成功例は聞かない)

守屋淳、「最高の戦略教科書 孫子」より抜粋

とあり、短期決戦の重要性を説いています。

短期決戦でも、いきなり行動だけするのではなく、「五事七計」をしっかり念頭に置いて準備したのちの、「勝つとわかった短期決戦」を仕掛ける必要があります。

自分が例に出したのは、自分だけの戦いなので相手はいないからいいのですが、相手がいる場合は、もっと複雑です。

本書でも「短期で勝てる相手とだけ戦う」(守屋淳、「最高の戦略教科書 孫子」より抜粋)とあります。


今行われている戦争も、元々は短期で終わらせようとしていたのでしょうが、長期かして仕掛けた国がどんどん不利になっている印象があります。ここまで想定しているのであれば、ものすごいことですが。


何事も、準備を周到にし、始まったら短期で決着をつける。これが仕事でもなんでも重要なことなのだと、本書を読みながら日頃のニュースなどをみて思った次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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