プロフィールは、あなたを好きになるためにある。
新学期、新生活が始まって、自己紹介をする機会が多々あるでしょう。
出身地、趣味、特技、好きな食べ物、嫌いな食べ物など、自己紹介では自分の個人的な情報を伝えます。
これまでに僕も、何度かやってきましたが、正直なところ、かなり面倒だと思っていました。
僕は、「こんなもんじゃ、その人の本質は分からないだろうし、どうせその好きなものがかぶるわけじゃないし…」と思い、僕自身、テキトーにプロフィールを書いていました。
しかし、それは後に、間違った考え方だと思い知ります。
ある日、アイドル番組を観ているときのこと。
出演しているアイドルたちは、やたらとパーソナル情報を伝えていました。
全国模試で1位になった、茶道をやっていた、読売ジャイアンツが好き、パンが好き、寿司が好きなど、大きいことから小さいことまで、番組内で自分のことを伝える時間が設けられています。
その番組は、僕の好きなお笑い芸人がMCだったため、「そんなの、どっちでもいいから、早くバラエティ番組っぽいこと、やってくれよ」と思いながら観ていました。
番組を観ているうちに、だんだんとアイドルグループのメンバーの顔と名前とキャラクターを覚えはじめ、毎週楽しんで観るようになりました。
その時点では、番組のファンではあっても、アイドルのファンではありません。
しかし、日常生活の中で、ふとアイドルの顔を思い出す瞬間が出てくるのです。
例えば、パンの食べ放題を食べに行ったときは「これ、○○ってメンバーが行ったら喜ぶだろうな」と考えたり、茶道をテーマにした映画を観たときは「○○ちゃんも、こんな感じで茶道やってたのかな?」と、プロフィール情報をもとに、その人たちのことを思い出します。
気がついたら、日常生活で目にすること全てが、アイドル一色になっていって、その人たちのことを思い出さざるをえない状態になります。
プロフィールというのは、自分のことを思い出させる効果があるのです。
自分がそこにいなくても、自分のことを考えさせられるというのは、すごく効率的ですし、思い出している方も、それだけでコミュニケーションをとっている気になります。
プロフィールというのは、意外にも即効性はなく、後々のコミュニケーションに役立ったりするのです。
もし、手抜きでプロフィールを書いてしまった方、自己紹介を雑に終わらせてしまった方は、自分の情報を会話に入れるようにしてみましょう。
即効性はなくても、あなたのことを好きになる人が出てくる可能性は、グッと上がるでしょう。
こんなことを言っている僕は、もうすっかり、アイドルの魅力に憑りつかれています(笑)。
詳しくは、下記の配信で話しています。良かったら聴いてみてください。
この記事が参加している募集
面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!