「笑顔にする」と「批判されないようにする」には、大きな差がある。
自分がやっていて熱中してしまうものと、そうでないものには、どういう差があるのだろうかと考えてみました。
仕事だろうが、遊びだろうが、やたらと何かを企画することが多い僕は、その全てが楽しいわけではなく、ときどき辛いこともあります。
逃げ出したくなったり、負担に感じたりして、なかなか企画に着手できなくなる時は、意外と多いものです。
しかし、それとは反対に、一度やり始めたら、ずっとやり続けてしまうこともあります。
目が疲れていたり、お腹が空いていたりしても、その時間に終わりが来てほしくないから、いつまでも続けてしまうことがあり、楽しくて仕方がなくなります。
同じようなことでも、なぜ違うのだろうか。
その原因は、僕が向ける意識にありました。
僕が「楽しくない」、「辛い」、「逃げ出したい」と思っているときは、意識が自分に向いています。
自分の肉体的な疲労や精神的な疲労ばかりに意識が向いてしまうと、どんなに楽しいことをやっても休みたいと思ってしまいます。
その他にも、自分ができなくちゃいけないというプレッシャーも、危険なものです。
そんなプレッシャーの中では、何をやっても楽しくありませんし、逃げ出したくなってしまうだけです。
それとは反対に、僕が「楽しい」、「ハマってるなぁ」、「終わりたくない」と思っているときは、意識が他人に向いています。
「目の前のことを早く終わらせたい」という気持ちよりも、「どうやったら面白くなるか」ばかりを考えているので、自分の都合が介入してくることはありません。
他の人の笑顔を具体的にイメージすれば、そこに向かって走っていくのは、楽しいものです。
このとき大事なのは、他の人から批判されないことを目指さないことです。
「笑顔にする」という意識と「批判されないようにする」という意識には、大きな差があります。
「笑顔にする」のは、積極的な工夫を仕掛けたくなるものですが、「批判されないようにする」のは、消極的な考え方になって、必要以上のことをしようとは思えなくなります。
相当な向上心がある人は、「批判されないようにする」という意識でも、十分に機能すると思いますが、向上心に疲れやすい人にとってはネガティブになってしまうだけです。
「笑顔にする」という意識を持てば、人間関係も嫌にはなりませんが、「批判されないようにする」という意識は、人と関わること自体がストレスになります。
物事を楽しむ人とそうでない人の差は、常にこういうちょっとした差で開いていっているのかもしれません。
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