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忙しさは、すぐ命を奪おうとしてくる。

人に優しくするには、体力が要ります。

その体力は、「忙しさ」によって奪われていきます。

なので、自分が忙しくしているときは、人に配慮した言葉遣いができなかったり、人に対して雑になったりします。自分で自分のことをコントロールできないので、他人の気持ちも考えることができなくなっていきます。

だから忙しいときは、人に優しくする前に、自分に優しくする必要があると思います。それが、「忙しさ」と上手く付き合う方法だと思います。

なぜ、「忙しさ」は、人に優しくする体力を奪うのか。

その理由は、自分の命を守りたいからだと思います。

自分のやることが増えすぎて忙しくなった場合、人は寝る時間を削ったり、リラックス時間を削ったりすることで、何とか耐え抜きます。これを繰り返すと、いつか死ぬようにできているのが人間です。

自分が一番優しくされたい状態に立たされているのに、他人への優しさを優先するなんて、相当余裕があるか、生き延びるのを諦めているかのどっちかです。

忙しい時に、人に優しくできていない人は、それで自分を守っています。

その時は優しくできなくても、忙しさが静まったときに、また人に優しくすれば良いのです。

ただ、忙しいときに不思議なのは、なぜか人の悪い部分や、自分の恵まれていない部分に、敏感に反応するようになることです。

人に優しくする体力がなくなった代わりに、人に厳しくする体力だけはパワーアップしてしまいます。

そんなことに敏感に反応しても、自分が疲れるだけなのに、どうしても目についてしまうのも、忙しいときの特徴です。

なぜ、「忙しさ」は、人に厳しくする体力を養うのか。

その理由も、自分の命を守りたいからだと思います。

後から気がついて慌てるよりも、小さいことに気付いておけば、すぐに対処することができることは、たくさんあります。

それを早い段階でクリアすることで、自分の忙しさを一つでも多く抑えようとしています。

これ以上、たくさん悩まないために、これ以上、自分に負荷がかからないように、忙しさの根源となるところを早く潰しておくのは、基本的な戦術です。

忙しい人がピリピリして厳しいのは、生命の危機に立たされている意識があるので、優しくしてあげられるなら、優しくしてあげた方が良いです。

ただ、本末転倒となる場合が、一つだけあります。

それは、自らの命を殺めてしまうことです。

人に優しくできない自分が嫌になったり、これ以上忙しさを悪化させたくないからといって、この方法をとるのは誰も幸せにしません。

ちょっとでもそう思ったなら、「これ以上、できない」と誰かに伝えて、忙しさから距離を置かせてもらいましょう。もしくは、勝手に距離を置いても良いでしょう。

意外と、自分が対処しなくても大丈夫です。意外と、みんな立派じゃないので、自分も立派じゃなくて大丈夫です。

やるべきことや考えるべきことが多く、忙しくなりがちな時代ですが、「ちょっとでも辛い」と思ったら、また、この記事で会いましょう。

あなたも僕も、「お疲れ様」なんですから、ちょっとぐらいは偉そうにしましょうよ。

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