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曖昧じゃない言葉だけが、相手の心を撃ち抜く。

言葉には、同じ言葉でも、意味が大きく変わるものがいくつかあります。

その言葉をもらう方は、「どういう意味なのかな?」と自分なりに解釈し、相手の意図と異なった受け取り方をしてしまうことも多いです。

そんな言葉の中でも、圧倒的に男性を困らせるのは、「かわいい」という言葉です。

女性が頻繫に使う「かわいい」は、男性同士の会話においては、女性のルックスについて話すとき以外で使われることは、ほぼありません。

しかし、男女の会話となると、女性が男性に対して、「かわいい」を使う場面が多くあります。

女性は「かわいい」と言われたら、素直に喜べるでしょうが、男性で「かわいい」を欲している人は少ないので、「嬉しい」という感情は湧かず、その時の反応はすごく困ります。

服が可愛い、髪型が可愛い、笑顔が可愛い、仕草が可愛い・・・。

いくら恋人同士でも、喜んでいいのか、喜び過ぎたらいけないんじゃないか、テキトーに言っているのか、男性には全く分かりません。

人によっては、とてもポジティブに捉える人もいますし、すごくネガティブに捉える人もいます。

「かわいい」の解釈に悩みすぎた僕は、実際に女性に「可愛い」の意味を聞いたり、ネットでいろんな記事を読んで、それぞれの解釈を参考にします。

すると、ほとんどが、「女性側は、悪くは思っていない」という結論でまとめようとしたがります。

僕は毎回、思います。その結論、あいまいすぎないか?

本来の「かわいい」の意味が、大きく広がりすぎています(笑)。

それだけ、場面や人によって使う意味が異なるからこそ、あいまいさは拭えないのかもしれません。

しかし、自分の気持ちや考えたことを伝えるための言葉なのに、ここまで伝わらないのは、もったいなさすぎます。

その人なりの「可愛い」の意味が伝わっていれば、男性を勘違いさせずに済んだかもしれませんし、振り向かせたい男性は、すぐ振り向いたかもしれません。

便利な言葉を使い過ぎていたら、伝わるものも伝わらなくなります。

もちろんこれは、女性が使う「かわいい」に限った話ではありません。

「いいね」、「面白い」、「すごい」、「センスある」など、人によって幅広い意味を持つ言葉は、まだまだたくさんあります。

少なくとも僕は、自分が思っていることを伝えられる人になりたいです。

愛らしくて「可愛い」のか、ルックスが「可愛い」のか。

笑えるから「面白い」のか、珍しいから「面白い」のか。

意味が伝わるように話すだけで、自己満足で終わらない表現ができるので、相手も解釈に困らずに喜びを得られます。

まぁ、それはロマンチックではないかもしれませんが、どちらかが一人だけでロマンチックをするよりかは、意味を伝えた方が良いでしょう。

というよりも、そっちのほうが、より心を撃ち抜かれるのではないでしょうか。

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