お別れの線引きは、自分で引くもの。
今日から12月がスタートしました。
年末に近づいてくると、いろんな媒体が今年1年を振り返ろうとしますが、その中でも、最も1年の振り返りが早いのが、音楽配信サービスの「Spotify」です。
Spotifyは、12月1日に、今年一番聴いた曲を教えてくれるのですが、毎年僕は、そこで自分の聴き癖に少し驚きます。
僕は、今年1年で約600時間ほど、Spotifyで何かしらを再生しているのですが、聴いたアーティストは583組、聴いた曲数は1805曲だそうです。
Spotify側は、「宇宙並みに広いジャンルを開拓した」「何度も繰り返して聴いた」など、僕の音楽の聴き方を解説してくれました。
前から好きな曲は大切に聴き続けて、その上で新たな曲を探し続けている。
そのため、2021年によく聴いた曲を集めたプレイリストと、2022年によく聴いた曲を集めたプレイリストに、大きな変化はありません。
今年から聴き始めたアーティストもいるけど、昨年よく聴いていたアーティストも引き続いて聴いています。
さすがに聴いている曲には、少し変化があっても、自分が好きだと思ったものは、ずっと手放せない傾向にあります。
これは、音楽だけではなく、人間関係や所有物などもそうです。
一度好きになったり、気に入ったりすると、僕はそれらを手放しません。
嫌いになるきっかけがあったり、向こうから離れない限り、基本的には同じものに依存して、その上で、新しいものにも目配せします。
自分が欲しいものを手に入れても、簡単に「やめる」「捨てる」ということができないと、手に入ったものに支配される人生を送ってしまいます。
一時的に会っていない、聴いていない、使っていないとしても、どこか心の奥の深いところでは、それらと繋がっていると思っている。
だからこそ、またその良さを思い出して、再会したくなってしまうのです。
おそらくこれが、「心の中に存在している」という感覚なのでしょう。
しかし、すべてのことにこういう考え方をしていては、いくら時間があっても足りません。
自分自身で、しっかりと「お別れ」の線引きを引いて、もっと早く前に進んでいきたいと思いました。
ずっと自分の心の中に存在させないでも、また素敵な誰かに、きっと愛されているはずですから。
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