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“成功マニア”の自分を叱れ。

最近、周期的に何のやる気も起きなくなる日があります。

それは、たくさん仕事をこなした日の翌日の月曜日から、またたくさん仕事を始める前日の水曜日までです。

一週間に3日間もやる気が起きないのは、とてももったいないことなので、そんな自分を責めてやりたくなって、塞ぎこむことがあります。

ただ、今週はこの3日間について、ちゃんと考えてみました。

どうしてやる気が出ないのか。

その一番の原因は、“成功マニア”になっていることだと思います。

たくさん仕事を抱えた週末は、どんどん仕事をこなしていきます。

最初はゴールが見えなかった仕事が、だんだん終わっていくことは、小さな成功とも言えます。自分ではコントロールできない目標を、毎回達成している感覚があります。

しかし、そのうまくいった感覚に酔いしれて、手元の仕事がなくなると、一気に退屈で不安になります。

せっかく仕事が終わったんだから、月~水ぐらいは一日中ゲームをして、ダラダラ過ごしても罰は受けないのに、それでは不安が増大します。

なぜなら、そこには“成功”が伴っていないから。

誰かに認められること、誰かに差をつけることは、休日にできません。

もともと好きな仕事をやるために、東京に上京したはずなのに、いつの間にか、どんな仕事でも手に入る“小さな成功”を楽しみにしている自分がいました。

もちろん、仕事においてはそのスキルを求められるでしょう。

効率よく正確にこなす仕事は、高い評価を受ける対象にはなります。

しかし、なぜだか気持ちは湧いてきません。

情熱があって仕事に取り組むという感覚より、成功したくて情熱を捏造する感覚に近いです。

人によっては、成功がモチベーションになる人もいるでしょうが、僕みたいに成功マインドが合わない人はたくさんいると思います。

僕は昔から争いごとがとても嫌いで、「受験」とか「アピール」とか「お世辞」とか「受かる」とか「落ちる」とか、そんな言葉が好きじゃなくて、ずっと距離を置いてきました。

特に僕らの世代は、小学生の時からSMAPの「世界に一つだけの花」を学校で歌わされるのに、相変わらず競争することを強いられます。

オンリーワンが大事だと言いながら、同じ教育を受けますし、大学に行くのが良いと言われますし、できれば公務員になった方が良いと言われます。

世の中の多くの人は、“成功マインド”で物事を判断します。

僕もきっと、その一人になりかけたかもしれません。

休日は休日で、好きなものを楽しめばいいし、平日は平日で好きな仕事に関われることを喜べばいいんです。

もちろんこれは、僕一人でたどり着いた答えではありません。

休日に、インド映画「きっと、うまくいく」を観て、学んだものです(笑)。

おうち時間が多い今、絶対に観るべき映画だと思うので、まだ見ていない人がいれば、是非観てください。

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