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嫌いなタイプは、良い人です。

「コイツ、良いヤツだよ!」「この子、良い子だよ」など、誰かを紹介するときに、良かれと思って、こう表現する人はたくさんいます。

良い人は、確かに良いイメージです。

誰にでも好かれていたり、誰にでも優しかったり、誰かの悪口を言わなかったり、やさしさで世界を包めそうです。

しかし、良い人って、仲良くなるのが難しいと思います。

まずは、自分にとって良い人かどうかは分からないので、その説明だけではどんな人間なのかは予想がつきません。

そして、本当に良い人の場合は、かなり厄介です。

良い人というのは、基本的に文句を言いません。

文句ばかり言っている人も良くはないのですが、文句を全く言わない人も、それはそれで関わりにくい人です。

例えば、自分が何かちょっとだけ辛い目に遭った場合、愚痴を言うことも全く許されません。

良い人は愚痴を言わないのに、自分は愚痴を言ってばかりだと、自分がしょうもない人間だと思ってしまいます。

僕が全く愚痴を言わなければ、そういう人とも気が合うのかもしれませんが、そこまで素晴らしい人間ではない僕は、良い人は気が合いません。

なので、僕の嫌いなタイプをきかれると、「良い人」と答えると思います。

もちろん、愚痴ばかり言う人も良くはありません。

なので、愚痴の質を見極めるべきです。

僕の場合は、あんまり笑えない愚痴を言っている人は遠ざけて、笑える愚痴を言っている人は距離を近づけます。

詳しく勉強せずに文句を言っている人、自分が仕事をこなせていないくせに人の仕事に文句を言う人、周りの人が批判しているからといって便乗して文句を言う人などは、徹底的に避けます。

しかし、自分の生まれた環境の愚痴や、自分の顔や性格の愚痴、恋愛でうまくいかない愚痴などは、聞いていて楽しいので、距離を近づけます(笑)。

つまり、自分が苦しんでいることなら、笑いに繋がりやすいので聞く価値があると考えています。

痛みや苦しみは、本当に辛いこともありますが、そんな不器用な自分だからこそ、起こしてしまった事件や巻き起こる感情は、応援したくなりますし、笑ってあげたくもなります。

そんな後ろ向きな姿も、人を惹きつける魅力になると思います。

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