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“ちょろい自分”を肯定させて。

よく、男は単純だと言いますが、その中でも僕は、もっと単純でちょろい生き物だと思います。

僕は三鷹にあるカフェによく行くのですが、そこはものすごく心地が良いのです。店主が一人で切り盛りしている小さなカフェで、あまり混雑していなくて、トーストやコーヒーも美味しい。Wi-Fiだって使えますし、席と席の間も程よく離れていて、窮屈さを感じません。

もう、作業を進めたい人、ゆっくりしたい人にとっては最高の環境です。

僕がカフェを利用する目的は、一人の時間を楽しむためなので、ここで仕事をしたり、本を読む時間はとても心地が良いのです。

しかしながら、僕は外に出ることを面倒くさがる性格なので、自宅で作業する日の方が多いです。なので、そのカフェに行く時は、仕事のついでだったり、買い物のついでになってしまい、月に3回くらいしか足を運びません。

ところが先週から、週に2回程度通うようになりました。なんだったら、そのカフェに行くために、家を出ています。ちなみに今日も行きました(笑)。

なぜ、僕はこの店にしょっちゅう行きたくなったのか。それは、お会計の時に店主にこう言われたからです。

「いつも、ありがとうございます!」

今までは、普通に「ありがとうございます」だけで終わっていたんですが、僕を認識しているということを伝えるために、店主は「いつも」を付けてくれました。本当に、たったこれだけです(笑)。

僕は人見知りな性格で、一人でいる時は、誰かと仲良く話そうとしません。誰かに話しかけるのには勇気がいるし、話しかける言葉もない。そもそも、カフェにコミュニケーションは求めていないので、大事にもしていません。

そんな僕にも、何かしら特別なメッセージを送る手段として、「いつも」の3文字を加えた店主に、心を打たれました。店主がここまで計算づくかは分かりませんが、認識されていることを分かった僕は、店を出るころには「次は、いつ行こうかな?」と考えちゃっています(笑)。

いつも来てくれていることに喜びを感じてくれるなら、また行きたいと思います。こんな単純なことですが、僕はちょろいです。

そんな僕は、恋愛においても同じです。一緒にいて楽しいと思った人に対して、仲良く喋ってその時間を楽しみます。たとえ、一緒にいて楽しい女性はたくさんいても、その人がちょっと僕に対する気持ちを見せてくれると、それだけで簡単に好きになります。

もちろん、そこから良いことばかりが起こるわけではないんですが、相手がまた自分をちょろくさせてくれると、幸せを感じます。

なんだったら、「幸せ」とは「ちょろくなった瞬間」のことだと思います。

ちょろいって、聞こえは悪いですけど、本当は「幸せ」を意味するんです。

だから、多少ちょろくても、良いですよね?(笑)

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