vol.21 副業より簡単!投資初心者が小額から始めることができる副収入・不労所得への道 チャートの見方5
「vol.16ではチャートの基本やロウソク足について、vol.17ではロウソク足の特徴について、vol.18では大陽線と大陰線について、vol.19ではを説移動平均線について、vol.20ではゴールデンクロスとデッドクロスについてを説明しました。今回はチャート分析の応用、ボリンジャーバンドについて説明したいと思います」
ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドとは相場の振れ幅(ボラティリティ)を測定し、統計学的な観点から変動する範囲を予想するテクニカル分析の一つです。値動きが収まりやすい範囲がどこかを一目でわかりやそうように表示されています。開発者である米国人投資家のジョン・ボリンジャーの名を冠したものです。
ボリンジャーバンドの見方
ある一定の確率で値動きが収まりやすいレンジを『σ(シグマ)』と呼び、平均値からみて上のレンジを+1σ(下記チャートのバンド1)、下のレンジを-1σ(下記チャートのバンド(1))と呼びます。これを2倍したものが+2σ(下記チャートのバンド2)・-2σ(下記チャートのバンド(2))になります。統計学的には、正規分布において標準偏差をとった場合、1σ(標準偏差)内に根が動く確率は約68%で、2σ内に入る確率は約95%とされています。使用する会社のチャートによってはバンド3まで設定があります。
ボリンジャーバンドの活用方法
価格が2σ内で変動する確率が約95%となることから、統計学的には価格はほとんどの確立で2σの範囲に収まるはずであり、2σを越えるということは過去の値動きからすれば「ありえない異常な価格」であると判断できることから、いずれは2σ内に戻ると考えられています。この法則を活用して2σ外に出たときに売り買いを行えば勝率は高まります。
ボリンジャーバンドの応用
初心者であればボリンジャーバンドの仕組みだけ覚えていればよいですが、ボリンジャーバンドのボラティリティ(幅)についても一つ重要な要素があります。大きな動きをする前というのは相場が落ち着きのが良くあるパターンです。「嵐の前の静けさ」とでもいうのでしょうか、値動きが少なくなるとボリンジャーバンドの幅は狭くなります(上チャート白色)。ボリンジャーバンドが狭まるとその後にトレンドが大きく動き、ボリンジャーバンドが幅広く広がるとトレンド終了(上チャート黄色)の合図とも言えます。大きな動きがある前というのはそのタイミングで重要な指標の発表があることからも売買が控えられ、上記チャートのように一定値幅をジグザグに動きどんどん値動きが小さくなるからです。
まとめ
ボリンジャーバンドは投資判断をする上の一つの材料とお考え下さい。短期売買の方にとってはの重要なテクニック分析ですが、長期投資にはあまりお勧めしないです。
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