その土地は安全性か?!誰でも簡単に確認できる3つの方法
土地を決めるときに
気をつけてほしいことがあります。
・日当たり
・利便性
・価格
これらは空き家や土地を探すときに
念入りに調べている方が多いかと思います。
この3つが自分の求めている条件を満たしていたら、
非常に満足度の高い生活に繋がります。
しかし、
この3つがどれだけ揃っていても
一気に台無しにさせる要因があります。
それが「安全性」です。
安全性が低い土地では
土砂崩れや津波、洪水などの自然災害により、
今までの生活を一瞬にして“無”に変えてしまう
脅威が潜んでいます。
日常生活ではその身を潜めているので、
どうしても軽視しがちです。
さらに、土地の安全性は
目で見てもわからないことが多いので、
確認したくてもどうすればいいかわからない
という方も多いのではないでしょうか?
不動産屋さんに確認しても、
なんか鵜呑みにして信じてもいいのか
不安を抱いてしまうのは私だけではないはずです。
そこで今回は、
土地の安全性を確認する3つの方法
を解説します。
無料で誰でも簡単に
自宅で確認できますので、
土地や空き家を購入する前には
必ずチェックしてみてください。
1、地盤サポートマップの活用
「地盤サポートマップ」は
目的の土地の“地盤”を調べる上で
とても優秀なサイトで、
全国各地の地盤の特性がわかります。
このサイトでわかることは
主にその土地の
・地耐力
・成り立ち
・地形
・浸水土砂災害
・地震
の5つです。
他にもいろいろなことがわかる機能があるので
詳しくはサイトのヘルプページをご覧ください。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
(地域によっては一部の情報は表示できないことはありますが
わかる範囲でしっかり調べていきましょう!)
◯地耐力
その土地の地盤の“強さ”がわかります。
地盤は強いに越したことはありません。
地盤が強いと
大きな建物や鉄筋コンクリート造のような
重い建物も建てることができます。
弱い地盤では
地震の被害を受けやすかったり、不同沈下して家が傾いたりします。
それを防ぐには多額を支払って地盤改良が必要です。
◯成り立ち
昭和20年から平成3年の過去の航空写真を閲覧できます。
旧版地形図という明治〜昭和初期の地形図も閲覧できます。
その土地が昔は何に使われていたのか、
“埋立地”や“盛り土”ではないか、
などの確認ができます。
特に池や田んぼなど水関係を埋め立てた土地や
山の斜面に平地を作るための
盛り土は要注意です。
どれだけ頑張って固めた地盤であっても、
人工的な地盤は
長い年月をかけて押し固められた地盤には敵いません。
地滑りや不動沈下の原因になります。
◯地形
埋立地、湿地、谷底池、山地、扇状地など
土地の地形がわかります。
◯地震
地震が起きた時の揺れやすさや大地震の発生確率がわかります。
◯浸水・土砂災害
浸水の可能性や
土砂災害の心配がある場所がわかります。
ここでわかることはこの後ほど紹介する
「ハザードマップでの確認」と重複しているので
そちらで紹介させていただきます。
2、ハザードマップで確認
「ハザードマップ」とは
洪水や津波、土砂災害など
自然災害が発生する可能性がある場所を
地図上に表示しているマップです。
各自治体が危険な場所を調査して公開しています。
土地の危険性の確認だけでなく、
避難所までの経路に危険な場所がないか
どういう経路で避難すれば安全か
といった避難のシュミレーションを行うのにも優れています。
その土地の市区町村役場やホームページから閲覧できます。
ハザードマップに出てくる
「土砂災害危険箇所」
「土砂災害警戒区域」
「土砂災害特別警戒区域」
などはこちら↓↓の記事で解説していますので
あわせてご覧ください。
3、浸水履歴を確認
「浸水履歴」は役所に行くか、
役所のホームページから閲覧可能で
その土地が過去に浸水したことがあるかがわかります。
一度でも浸水したことがある場所は
再発する可能性があります。
どのような再発防止対策がされたのか
あわせて確認しておきましょう。
目的の空き家が浸水していた可能性がある場合は
床下が腐食していないか
よく確認しておきましょう。
後悔しないためにもよく考えて!
都会と違って
田舎では危険性があるとわかっていても
対策されていない場所がたくさんあります。
私が今住んでいる土地は
「土砂災害警戒区域」
という土砂災害の危険が潜んでいる場所です。
私自身も空き家を購入するときは
今回紹介した方法で土地を調べました。
私の場合はこの土地の危険性を十分理解し、
現地も調査した上で
「問題ない」と判断して購入を決めました。
ですが、
大雨が続いたり、
地震が起きたりするとやはり不安です。
こんな私の経験を反面教師にしていただいて、
あなたは安心してのびのびと暮らせる場所を選んでください。
何かあった後では取り返しがつきません。
家族を守れるのはあなただけですし、
危険な目に合わせるのもあなた次第です。
\\こちらもあわせてご覧ください!//
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