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13キロ×1500箱=お疲れ様です!!

春ららら~の石川県からこんにちは^^
桜が満開で、ぽかぽか陽気が続いています。

用水路沿いの桜もまんかーい!


播種(はしゅ)の作業も始まりました。
播種とは、苗箱に種まきをする作業のこと。

空の苗箱を流して→土をのせて→その上に催芽した種もみをのせて→さらに上から土をかぶせる。

それをひたすら、フォークリフトの台にのせていきます。

催芽した種もみ


ベルトコンベアにのって苗箱が流れていきます
苗箱を見つめる2人
腰にくる作業です


今日は10時から15時くらいまで、ひたすらこの作業をするとのこと。
育苗器に入るMAXの個数が1500箱なので、その数までやるんだそうです。

軽々とやっているようにみえる、へーさんとまっちさん。

「重くないんですか?」と聞いたら
「そんなに重くはないけど、数が多いので腰が疲れますね~」と、さわやかな笑顔で答えてくれたので、試しに持ってみたら…

え?結構重い…!!

というわけで、量ってみました。

苗箱2つで13.24キロ!なかなかの重さですよね!
それを軽々と…さすが田んぼの男たちです。

品種によって、軽量土を使ったりもするので、重さはもちろん前後しますが、水を含んだ土は重たい。

13キロ×1500箱!!

わぉ………!お疲れ様です。

とっても地味な作業ですが、めちゃくちゃ大事な作業。

青々とした稲や、風に揺れる稲穂っていうのは、お米のほんの一側面なんですよね。そうやって、目に見えるものは、ほんとに氷山の一角。
おいしいお米ができるまでには、いろーんな作業や工程があるだと、毎回驚かされます。


さてこれらの苗箱は、格納庫にある育苗器にいれて発芽させます。

催芽と発芽の違いは下記の通り↓

作物の種子を播(ま)く前に、あらかじめ人為的に発芽させること。催芽をすると、種子を播いてから発芽までの時間が短縮され、また芽生え(出芽)が均一となる利点がある。さらに、発芽までの間のカビや害虫、害鳥の被害を避けられるし、作物の幼植物が雑草より早く生育するので、雑草害も防げる。たとえば水稲栽培では、種もみを数日間水に浸して発芽に必要な水分を吸収させて、次にこれを発芽最適温度の30~32℃で一昼夜置いて、芽が約1ミリメートル出た状態まで催芽させる。播種(はしゅ)にはこの催芽もみを使う。

コトバンクより


育苗器は底に水が張られていて、水を温めることによって、器内を32℃に保っています。

48時間育苗器に置いて、発芽させた後、ビニールハウスに苗箱を並べます。発芽には水分・温度・酸素が必要で、光は必要ないそうです。

緑のところに水が入ってます


なんか白いのある?


遠目で写真を撮ってみると、ん?なんか白いのがある??と思い、寄ってみると…

わ!発芽してる!

もう、発芽している、気の早い子がいました。

こんな感じで、稲ほ舎の田植え前の作業は進んでいます。

桜に、つくしに、春の風景が広がっています。

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