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「正しい」と「できる」は違う。冷蔵庫の中を見てから料理を決める重要性。

「正しい」と「できる」は違うんですよね。BtoBのWeb活用でも同じです。手法として正しくても商材や社風が向いてなかったり、適した人材が社内にいなかったら仕方がない。正しいことよりできることです。だから、まずは「自分たちのできること」を探しましょう。手持ちのカードを把握すること。

BtoBのWeb活用において、「できること」とは個々の能力に限りません。商材、ターゲット、バリュー、リソース、ハウスリスト、コンテンツ、企業規模、商圏、営業人員、営業フロー、上司のやる気と力量と人柄、社風、企業文化などなど。全てが関わります。それらを無視して「正しいこと」を始めてもすぐ躓きます。当たり前ですよね。冷蔵庫に材料が揃ってないのにカツ丼を作るようなものです。

いい大人なんだから、ちょっと考えれば前述の諸々を鑑みて、「自分たちができそうなのはここかな」と考えられますよね。「カツ丼はできないけれど、目玉焼きなら作れるな」とか。難しいことじゃない。でも、大抵は「正しいこと」をやりたがってしまう。それくらい正しさには強い魔力があると思います。よく考えなくても賛成しやすいし。だって正しいから。

「カツ丼はできないけれど、目玉焼きなら作れるな」 BtoBのWeb活用における「正しさよりもできること」とはそういうことです。まずは社員さんの特性を把握しましょう。

社員さんの特性や得意分野の把握はとても大切です。それが「できること」に繋がるからです。文章が苦手でも動画が得意な社員さんがいたら活かせばいいじゃないですか。Webを活用するなら、新しい視点による社内の評価制度が必要です。多くの中小企業は初期把握すらしていないのが現状だと思います。

重要なのは「正しい星人」にならないことです。正解して点をもらえるのは学生までです。正しさは大切ですが、もっと重要なのは「できること」です。事業の推進やビジネスの成果が目的であり、できることがその手段です。正しいことを知った上で、その中からできることを選択していく。Web活用でもそれが大切です。本当に。


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