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正解を知りたがる人は正解に辿りつけない。

正解を知りたがる人は正解に辿りつけないと思うようになりました。正解は見つけるものなんです。たぶん。「教えてもらうこと」じゃなくて、「見つけるもの」なんだと思います。ベクトルが違う。

それっぽい正解を知ったとしても、たぶん使いこなせない。そもそも使わないし、ゴリゴリ試行錯誤しない。知ったことで出来た気になっちゃうから。特にBtoB企業のWeb活用においては。

正解は知って終わりじゃなくて、使うものなんです。きっと。正解はゴールじゃなくてツール。行動するための。

正解はあなたが見つけるもの

だから、BtoB企業のWeb活用で「◯◯をやろうと思うのですが、AとBのやり方のどちらが正解でしょうか」と相談されたら、「どちらが優先かを考えて、AならAをやってみればいいんじゃないでしょうか。検証して違ったらBをやればいいし。それがあなたの知見になるし、あなたにとっての正解になります」とお返事しています。

Aが正しい。Bのはず。いや、そもそもCであるべき。なんて1時間も2時間もやっているMTGがあったらぼくはそっと席を立ちます。そこで決まったかもしれない「正解」に意味があるとも思えないし、興味がありません。

人はロジックで物を買わない

人はロジックで物を買いません。むしろ、なぜその製品を選んだのか自分で分かっていなかったりする。それは至極当然のことで。

でも、「なぜ選ばれたのか?」にアプローチする側はロジックが必要だったりします。手段として。ここが勘違いしやすい。主従を逆転させないこと。ロジックは手段に過ぎない。陥りがちな罠なので気をつけています。


正解はユーザーが教えてくれる

多くの人がやる前から「正解」があると思っているんですよね。正解はユーザーが教えてくれるんです。ユーザー自身は言語化できていなくとも、自身の行動で教えてくれます。それを実践で学ぶことが「あなたにとっての正解」になります。テストを受けなければ結果は出てこない。それと同じです。

文章を何度も推敲すること。勇気を出してコンテンツを公開すること。相反するこの二点を解決するのは「公開後も何度も推敲してブラッシュアップすること」です。何が足りないか、どこを直せばいいかはユーザーが教えてくれます。それこそがWebコンテンツの特性であり強みのひとつなので。

勇気を出して公開して、ユーザーの反応に教えてもらいながら、何度も推敲するのがWebコンテンツの基本。Webの特性を活かしましょう。大切なのは試して、結果を知って、さらに試すことです。やる前に正解はない。

文章の推敲と公開する勇気

だから、やる前の重要事項は「正解探し」ではなく、「最初の一歩を踏み出すこと」です。多くの人が正解だけ探して、やらない理由をあれこれつけて、始めることなく終わるので。

「何が正解でしょうか?」と聞くよりは「やってみて◯◯でしたがアドバイスください」の方が有意義ですよね。お薦めです。


関連note

文章の推敲と公開する勇気

「普通にやったら挫ける」という前提がWeb活用では大切。

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