目の前の仕事が面倒だと思ったらそれは誰かのバリュー。
「すっごく当然で、凡庸に見えるくらい王道だけど、腰を上げるには面倒くさいこと」
ニッチなニーズやペインの多くはその領域にある。誰かの面倒くさいを代替することがバリューになる。それっぽい専門用語を沢山知っているより、そこを敏感にキャッチできる人がWeb活用に向いていると思っています。
やるべきことについて説明したら、「分かってるんだけどね…でも人手が足りなくて」と言われるような事柄はただ面倒くさいからやっていないという可能性が多々あります。Web活用においてそれは逆にチャンスです。「分かってるんだけど(でもやってない)」の場所を見つけたら、ドーンとベットするのが吉。
地方BtoB企業のWeb活用支援の仕事の大半は「分かっているけどやってなかったこと」を動かすことです。競合もやっていないケースが多いです。面倒くさいから。
でも、その「面倒くさい」は「ユーザーが知りたい/解決したい」と重なっています。ユーザーも面倒くさいから。知りたいことはすぐ知りたい。それがユーザーの基本姿勢だと思っています。すぐ知りたいから検索して調べているわけだし。
コンテンツマーケティングの基本軸
コンテンツマーケティングというと何か立派なことをやらなければとの幻想に陥りやすいですが、ぼくはもっと泥臭いものだと思っています。
誰かの面倒くさいを代替することがバリューになる
ユーザーは知りたいことが知りたい
この2点が基本軸のはずです。そして、多くの地方企業はやっていない。
幻想のキラキラ立派なコンテンツを追いかけるより、誰かの面倒くさいを肩代わりしてあげる。そう考えた方がぼくは動けるし、試しやすい。ユーザーは立派なコンテンツを見たい訳じゃなく、知りたいことが知りたいので。
目の前の仕事が面倒だと思ったらそれは誰かのバリューです。やりましょう。
そして、部下の書いた原稿をチェックする上司はくれぐれもキラキラコンテンツの幻想を追い求めないように。その原稿はあなたを満足させるためのものではありません。評価するのはユーザーです。あなたは採点者ではありません。重箱の隅をつつかない。書いたことを褒めるのがあなたの仕事です。お忘れなく。
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