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地方製造系BtoBサイトのよくある間違い。

来年度は大きな企業ほどSaaSやDXの予算見直し(という名の中止)が進みそうという噂を見て、さもありなん…と思いました。たぶん世界的に混乱の数年が始まる。

でも、地方中小企業はWebリニューアル&Web活用を始めた方がいいと思います。現サイトが何も生み出していないケースが多いはずなので。

世界的に混乱の季節が始まりつつも社内は人手不足という矛盾。

それが今後の地方企業が直面する壁だと思います。そういう時期だからこそ、製品やサービスを営業力で無理やり売るのは無理です。人もいないし。育ってないし。時間と労力もかかるし。

製品を必要とする「会うべき人」と会える環境をWebで作る。

それが地方中小企業(特に製造業)がやるべきことです。製造業の注意点は「Webでは注文はこない」を肝に銘じることです。Webはきっかけです。製品を必要とする「会うべき人(かもしれない)」とのきっかけ作りがWebの役割です。

営業職の方は知っているはずです。その人たちを見つける作業に多くの時間と労力を割かれていると。本当は受注につながる見込み客への細かな対応やコミュニケーションや課題解決に時間を使いたいはずです。それこそが営業職の領域であり、本領発揮できる部分なので。Webが貢献する領域は正にその「会うべき(かもしれない)見込み客とのきっかけ作り」です。

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地方製造系BtoBサイトのよくある間違い

地方の製造系BtoBのWebは大きく3つ間違えています。

1. 現サイトは大体が営業の役に立っていない
2. Webサイトから受注がくると思っている
(きません。起きるのはきっかけです。受注するのは製品×営業×課題解決の力です)
3. サイトを新しくすれば結果が出ると思っている
(活用しなければ成果は出ません)

世界の混乱が始まりつつも社内は人手不足という矛盾。地方中小企業がこの問題に向き合うには、「今の社員さんのパフォーマンスを最適化する」という実に凡庸かつ当然なテーマに経営陣が本気で取り組まなければいけません。魔法はありません。やるべきことをやるしかない。Webサイトはそのひとつです。

Webサイトを新しくて注文がどんどん入ってくるような魔法はありません。でも、これから冬が始まるのに身支度をしないのはナンセンスです。用意を始めましょう。


関連note

Webサイトにおける全てのことは「誰に選ばれるために・何が必要か」の具象化でなければならないと思っています。マッチングこそがWebがもつ役割であり重要な機能のひとつなので。実現は難しいけれど、考え方は明確なのがWebのいいところ。がんばりましょう。

企業のWeb活用の根幹は「選んでもらうべき人」に選んでもらうこと。

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