仕事とは?企業にとってのWebとは?
仕事とは「選ばれること。約束を守ること」だと思うようになったら、企業のWeb活用も同じだな…とあまり迷わなくなった。業務や企業活動の延長線上にWebがあるのだから考えれば当然の話で。
Webの領域で「誰に・なぜ・いつ・選ばれるのか?次のアクションは何か?」から逆算して考えるのがWeb設計になる。
Webは企業活動の延長線上であり、「選ばれること。約束を守ること」を原則とする場である。そう考えると分かりやすい。選ばれるのはWebではなくプロダクトやサービス。源泉はそれらがもつ「選ばれる理由」。
文字にすると当たり前なのに、サイト制作側はどうしてもWebを特別な物として捉えたくなる。もしくはWebにしか焦点を合わせなくなる。Webなんて企業活動の工程ではエントランスくらいなものなのに。全部を描いた気になるとチグハグになる。Webは玄関でしかないが、玄関には玄関の役割がある。顧客の業務工程の中でのWebの役割を捉えるのが大事。近視眼の罠に陥らないこと。ただ作らないこと。
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今度、大学生たちに「仕事とは?企業にとってのWebとは?」というお話をする機会があるのですが、ぼくが思っていることは大体こういうことなんですよね。 仕事とは「選ばれること。約束を守ること」で、Webはその中にある。Webだけ切り離すものでもないし、切り離したら企業活動に貢献できない。
「日々の仕事で何をするのですか?」と学生に聞かれたら、「"選ばれるために/約束を守るために" を原則に、誰のために・何をすべきか・何ができるかを考えて実行することだと思います。企業のミッションやビジョンはそのためにある」と返事すると思う。 ぼくは腹落ちしてるのだけど、学生に伝わるかしら。
仕事の最重要事項は「選ばれること」だと思っています。全てはそこから始まるし、選ばれるために何をするか?が大事なので。相手ありきなんですよね。
だから、ぼくの中では「仕事を通した自己実現/自己表現」といったことに全く興味がない。そういう現象はあるだろうけれど、結果の話だし副産物みたいなもので。ぼくの場合はそれが目的にならないし、順番がちがう。
ただ、意識の高い学生さんほど「仕事を通した自己実現/自己表現」に興味があるだろうなあ…とも思っていて。その場合は「すみません…それはぼくにはよく分かりません」と正直にお答えするしかない。本当に分からないんですよね。卵を割らずにオムレツを作るような話なので。ぼくはやったことがない。
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