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仕事におけるSNS活用で一番恩恵を受けたこと。ルビッチならどうする?

仕事におけるSNS活用で一番恩恵を受けているのは、社外の優れたプレイヤーの視点や思考法に触れられることです。

目指すべき目標としてAさんやBさんを見つけ、考え方を学び、何かあったら「Aさんならどうする?」と考える。

ルビッチならどうする?

有名なのがビリー・ワイルダー監督の「ルビッチならどうする?」ですよね。ビリー・ワイルダーを敬愛する三谷幸喜は「ワイルダーならどうする?」と額にしている。ぼくはこの話がとても好きです。

名作「アパートの鍵貸します」の映画監督、ビリー・ワイルダーの書斎に貼られた紙には、「ルビッチならどうする?」と書かれていたそうです。ルビッチとはワイルダーの師匠である映画監督。ワイルダーは筆が止まると、その貼り紙を眺めながら、「ルビッチならどうする?」と他人に置き換えて、解決の糸口を見つけていたそうです。ちなみにあの大好きな三谷幸喜さんも「◯◯ならどうする?」と、同じことを実践しているそうです。ちなみに三谷さんの◯◯は…ぜひ本をお読みください。

「自分の仕事は、自分でつくる」ルビッチならどうする?


宮崎駿がぼやく「パクさんに怒られる」

『千と千尋の神隠し』の制作中、カメラ視点がずっと千尋を追うコンテを描きながら「パクさん(高畑勲)に怒られる」とぼやく宮崎駿のエピソードがあって。ぼくはこれも大好きです。ビリー・ワイルダーの「ルビッチならどうする?」に通じるものがある。誰もが心の中に対話すべき師匠がいるんですよね。

『千と千尋の神隠し』の制作の際、宮崎監督は視点がずっと千尋を追うことに対し「パクさん(高畑)に怒られるな」とぼやいていたという。これは演出に際し、そういうことだけは絶対にやるなと高畑さんに教わったためだ。

「監督・宮崎駿」を生み出した高畑勲の功績 肉親以上の関係だった2人の天才


Twitterの長所/恩恵

Twitterの長所は業界・テーマ毎に優れたプレイヤーと出会えることです。大切なのはTipsを求めるのではなく、彼らの視点や思考法を学べること。ツイートやブログやセミナーや書籍やインタビューで。それが仕事におけるSNSの恩恵だと思います。

20代30代の若い方は(特に地方で働いている方は)日頃から社外の優れたプレイヤーにも目を向けておくことをお薦めします。目標やお手本として社内の上司や先輩プレイヤーしか知らないのは自身の成長においてちょっとリスクです。狭い世界だけの視点になってしまうので。

ルビッチならどうする?
How would Lubitsch have done it?

Web活用におけるぼくのルビッチは沢山います。もちろん優れたプレイヤーが全員SNSにいる訳ではありませんが、以前は出会うことすらできなかった。特に地方では。目標となる人を社外で見つけるのにSNSは役に立ってくれると思っています。


ぼくを助けてくれるプレイヤーたち
How would "A" have done it ?

ぼくには目標にする方がテーマ毎に何人もいます。困ったら「Aさんならどうする? (How would "A" have done it ? )」と考えて。いつも助けられてます。

Webサイト全般

キノトロープの生田さんならどうする?」

SNSマーケティング

飯髙悠太さんならどうする?」

メールマーケティング

安藤健作さんならどうする?」

採用サイト

杉浦ニ郎さんならどうする?」

BtoBマーケティング

枌谷力さん栗原康太さん垣内勇威さんならどうする?」

Web広告やユーザーの行動変容

中尾豊さんならどうする?」

Webと仕事

ハラヒロシさんならどうする?」


心の師匠を持っているかどうか。悩んだとき、「◯◯さんならどうする?」と胸の中で聞ける対象がいるか。地味だけど、大切なことだと思っています。

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