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予測できない文章は読んでもらえない

ブログやWebコンテンツを書くのが得意な企業ばかりではありません。むしろBtoBの地方中小企業は多かったりします。今までその必要がなかったから無理もありません。

でも、時代や社会が大きく変わり、事業にWebを活用するならば「書くスキル」は必要不可欠になってしまいました。

ふだんテキストを書き慣れていない業種の方ほど、「面白い文章」とか「カッコいい文章」をイメージしてしまいがちです。そして、そんなの書けない…と悩んでしまう方が多いようです。
でも、ビジネス文書やWebコンテンツでは「面白い文章」も「カッコいい文章」もほぼ必要ありません。必要なのは「分かりやすい文章」です。

人は個々の文章で分かりやすさを判断しません。まず、文章の全体をザッと見て内容を把握しようとします。「大体こういう内容が書いてあるんだな」と予測できるかどうかで分かりやすさを判断します。つまり、「分かりづらい文章」とは読み手が予測できない文章です。

分かりづらい文章の3タイプ

底上げタイプ

・不要な言い回しが多く、それらを省くと内容は半減
迷子タイプ
・文頭と文末の整合性がなく、読んでいて迷子になる
主語尊大タイプ
・テーマも主語も壮大すぎてよく分からない

詳しくは下記のnoteにまとめていますので、よかったらご覧ください。

書けない大人たち&分かりづらい文章


予測できない文章は読んでもらえない。

予測できない文章は「面倒くさい」とジャッジされてそもそも読んでもらえません。 人は予測できないこと&面倒なことを嫌います。その時点でもう「分かりづらい文章」になってしまいます。あなたがいくら懇切丁寧に書いても、それではあまり意味がありません。

予測に役立つのが構造化

内容が予測できるように必要なのが「全体の構造化(文章構成)」です。ブロックと大中小で考えましょう。

「タイトル」
・結論を伝えるリード文

1ブロック
・大見出し
・中見出し
・小見出し

2ブロック
・大見出し
・中見出し
・小見出し

まず身につけるべきは構造で考える習慣です。美文も文才もいりません。後天的に獲得できるありふれたスキルです。でも、意外と持っていない大人は多いので(特に製造業系勤務の方々)今から取得することをお薦めします。仕事にとっても役立ちますので。


体で覚えられるスキルだから、数をこなせば大丈夫

まず、あなたが伝えたいことを最初に分かってもらうことが大切です。その上で内容に興味をもってもらえなかったら仕方のないことです。でも、内容が伝わる前に「面倒だからいい」と思われたら意味がありません。

自転車と一緒で「体で覚えられるスキル」なので数をこなせば大丈夫です。お試しください。


文章を書くのが苦手で…という新人さんへのアドバイスでした

Webマーケ支援をしているBtoB企業様との定例MTGで、新規コンテンツを担当することになった顧客側の新人さん。
「やる気はあるんですが、とにかく文章が苦手で…面白い文章も書けないし。文才ないんてす。笑」と言っていたので、上記のご説明をしたらすぐ書いてくれました。本当にすぐだったのでビックリしました。

流石にやる気がある。すぐ行動に移すのが素晴らしいですよね。文才とか関係ないので、どんどん試す姿勢が大切だと思います。


「書くこと」についての関連note

中小企業様から「書けるようになるにはどうしたら…」とよく聞かれます。
ただ、この問いは正確ではないんですよね。書くことは誰でもできます。問題は「間違えたら怖い」という感情です。noteにまとめていますのでよかったらご覧ください。

「書くスキルの必要性はわかる。でもできない」という地方中小企業によくある課題


書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。

書くこと・コンテンツ


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