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書くこと・コンテンツ

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書くことについてのnoteをまとめています。特に、地方中小企業様で「コンテンツが大切だとは思うけれど書くのが苦手で…」という方に向けて書いています。
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2022年10月の記事一覧

「普通にやったら挫ける」という前提がWeb活用では大切。

「Web活用について何で稲田さんはそんなに詳しく大量にコンテンツにしてくれるんですか?同業のぼくはありがたいけれど」と沖縄の若い同業者の方が質問してくれました。 一番は「自分の思考の整理のため」で、めっちゃ役に立っています。日々の発見や学びを言語化し、ストックされた思考を足がかりにWeb活用の考え方を更に深める。フレーム化していく。ぼくには欠かせない手法です。向き不向きはあると思うけど。 Web活用の挫折について意外と誰もコンテンツにしていないもう一つ、やってみて分かった

企業のWeb活用でのNG発言。あなたの会社は5%しか知られていない。

「A社さんは◯◯ロボットも作ってるんですね!って商談で驚いたように言われたんですよー」と顧客のA社さんから教えてもらう。◯◯ロボットはA社を代表する製品。顧客もそう思っていたし、Web制作を担当したぼくも勿論そう思っていた。でも、知られていない。その感じ、すごーく分かります。悲しいですよね…と互いに頷きあう。 自社や製品のことなんて「自分たちの想像する5%しか伝わっていない」と思った方がいい。マジでそう。 そもそも顧客が自分たちに興味を持っていると思うのが間違っている。顧

インターネットの登場で救われたこと。

「インターネットの登場で救われたこと」 今日、そんな話になった。 ぼくはスポーツができる方でもないし、クラスの花形というわけでもない。バンドで音楽に夢中というタイプでもない。 普通、そういう人間はクラスの真ん中にいないのだけど、なんとなく人間関係で小中高とクラスでも目立つ場所にいた。 楽しかったけど、「何ができるわけでもない」という感覚がずっとあって、自分の居心地がちょっと悪かった。 腰が落ち着かない感じ。 それをこじらせていたのが大学時代。 社会人になって、初めて

BtoB企業はどういうWebコンテンツを書いたら集客できるか?

「BtoB企業はどういうWebコンテンツを書いたら集客できるか?」 よくある質問ですが、これはもうシンプルに自社のプロダクトやサービスや技術について書くに決まっています。切り口が必要に応じて変わるだけで。(ユーザーの課題解決や実績、設備紹介、成果事例、お客様の声、開発インタビューなど) それをやり切っても集客できなかったら、「製品やサービスや技術にニーズがない」ということです。コンテンツのせいじゃない。 ニーズがゼロなんてことはありえないでも、そんなことある訳ないじゃ

自分の興味関心に興味を持つこと。

「継続が重要/継続できれば差別化になる」と沢山の人が言い続けている。それはつまり、多くにおいて真実である反面、いかに継続する人が少ないかの証左でもある。 継続しないのは何でかな…と考えるに、「対象への興味関心がそもそも薄い」というのはあると思う。興味がないのに「そうするべき/こうあるべき」で始めてもたいていは続かない。ましてやルールや仕組みで他者や部下に押し付けても大体は上手くいかない。興味がないことは続きづらい。当たり前な話だけど、意外とここから目を逸らしている人は多い。

Webは仕事である。コンテンツは仕事である。

おかげさまでWebサイト制作を担当させて頂いた企業様は成果が出ています。別荘建築、機器メーカー、技術系メーカー、高価格キッチン商材など業種は様々です。 どの企業様もサイトリニューアル前と比べてWeb経由での問い合わせや受注が倍増していますが、お客様が倍増した訳ではないんですよね。 存在しないお客様を生み出す力なんてWebサイトにはない ここが大事なポイントで。存在しないお客様を生み出す力なんてWebサイトにないし、魔法の杖もない。しかも、お客様に選ばれるかは企業の製品や

「コンテンツの向こう側にお客様がいる。Webでお客様と繋がれる」と実感した企業は強い。

変化を嫌う人はどこにでもいます。ただ、それは手段や選択肢の変化に過ぎないケースも多んですよね。目的は変わっていない。また、外部環境の変化で選ぶべき手段は絶えず変わります。大切なのは目的達成のために最適な手段を選べているか。手段が目的化していないか。 目的は変化しない。手段は変化する。 企業は事業を推進することが重要です。そして、Web活用は事業推進のための手段のひとつです。だから、Webだけ拡大して見ても仕方がないんですよね。釣りが上手になりたいのに、釣り竿だけを愛でたり

Web活用を始める中小企業様へ。ちゃんと褒めましょう。

ほとんどの中小企業様においてWeb活用は初めての取り組みだと思います。集客に寄与するコンテンツを書くのも、顧客にメール配信するのも、ダウンロード資料を作るのも初めてですよね。だからこそ、それにトライしたスタッフさんを「褒めること」は重要な要素です。でも、それだけだとちょっと言葉足らずだと思っています。 褒めることは大前提Web活用において褒めることは大前提です。自分ではやらないし、やったこともない上司が、上司だからという理由だけで用意した文章の重箱の隅を突くような「修正」ば

BtoBサイトの目標は良質な相談を得ること。

ユーザーからの期待が変わると、相談される内容が変わります。そして、BtoBサイトの最終目標は「良質な相談」を得ることです。 「ユーザーから期待されること」がガラッと変わったZ社様「モノからコトへ」をテーマに営業改善を取り組んできた機器メーカーのZ社様。Web活用でも「ユーザーの課題解決」を軸にコンテンツや接点を作り続けていたら、問い合わせ内容が明らかに変わりました。 2年前のZ社様Webサイトでは「製品」の問い合わせしかありませんでしたが、サイトを新設しWeb活用を続けた

「コンテンツが大事」をお題目にしない。

「コンテンツが大事」はもうお題目な存在になりました。なので、本当に実践しているのかどうかの見極めは大切です。特にWeb制作会社やWeb活用支援会社を検討するときは。やっていなかったら意味がないので。見極めは下記3点で見分けられると思っています。 「コンテンツが大事」の見極め コンテンツを作るのはスタートライン 実践は前提として(やらないで大事と言うのは論外です)、把握と応用をしていない地方BtoB企業はまだ多いのではないでしょうか。コンテンツは大事ですが、コンテンツを書

BtoB企業のWeb活用におけるコンテンツの役割とは?

Q. BtoB企業のWeb活用におけるコンテンツの役割とは? A. 「知りたいに答える」 これでも誤りではないですがそれはスタートラインなんですよね。目指すべき役割は「期待に応える」です。ユーザーの知りたいには必ず背景や理由があります。Web活用を通してそこを探り、把握し、最適化していく。それが事業とWebの橋梁です。 大切なのはユーザーの行動を促すこと だから、「Webコンテンツを作りました」だけでは足りません。そこはスタートラインです。作って満足してその後は何もし

Webコンテンツに幻想を強要しない

Webコンテンツを書いたらの幻想 皆が見てくれる 皆が理解してくれる 皆がその通りに行動してくれる 全部幻想です。コンテンツにそんな力はありません。見ないし、理解しないし、行動しません。でも、それがスタートラインです。そこから「◯◯してもらう」ように活動するんです。コンテンツに甘えない。 Webコンテンツを書いた後に必要な活動 Webコンテンツを書いたら下記の活動が必要です。 見てもらえるように届ける(delivery) 理解してもらえるように分解する(bre

伴走者をやろうしても、そもそも顧客が走らない。

Web活用支援を始めるために勉強していた頃、「Web活用には伴走者の存在が重要です。私たちはあなたの会社に伴走します」と多くの支援会社がWebサイトに書いていて。なるほどと思いました。ぼくも伴走できるようになろうと。がんばるぞと。 やってみて初めて知ったのですが、「そもそも顧客が走らない」ですよね。というか、顧客を立たせる所からだったりする。いや、そんなこと何処にも書いてなかったじゃん…顧客が走る前提での書き方だったじゃん…びっくりした。 立ち上げ期はとにかく大変Web活

必要なのは「あなたのコンテンツ」

こちらのnoteを読んで、発信力つけたいな…という方にお薦めのnoteだなあと思いました。 ぼくもそう思います。本当に。立派なことを書くのではなく、「何をしたか/考えたか」を書くことが大切なんですよね。そして、いきなり長文は嫌になっちゃうのでまずはTwitterで書く。 日々の仕事をコンテンツにする理由なぜぼくが「あなたの日々の仕事をコンテンツにしましょう」とお薦めし続けているかというと、仕事の学びと成長の面では「すべての物事に感想を持つ/何でだろう?をそのままにしない」