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無条件幸福

周りにいる五人が自分自身の平均だよ、ということを聞くけれど、だから、友達自慢する人がいるんだろうか? 

友達が起業したんだよ、とか、友達がモデルやっているんだよ、とか自分のことのように話していて、これは本当に応援しているのか、それとも、自分ってすごいですよアピールしているだけなのか、疑心暗鬼になるけれど、そういうことを考えている自分自身が嫌いになる。友達のことより、自分のことを話している方が気楽なのかもしれないけれど、でもさ、自分のことを話さなければ相手に理解してもらなくなるのは、いつからなんだろうね。幼稚園も、小学校も、初めて会った人に向かって、自分ってこういう人です、なんて話したことないし、別に話さなくたって、仲良くできたわけでさ。歳を重ねるごとに、なぜ仲良くなることが不器用になってゆくんだろうか? 裏切られたり、傷つけられたり、騙されたり、そういう経験が積み重なってゆくから、なんだろうか? 相手が何者なのかなんて知らずに仲良くなりたい。昔のように、自分のフィーリングを信じてみたい。それでも、街中でいきなり話しかけられたら、この人何者だよ、と思ってしまうんだから、人を100%信じることなんてできないんだ。だからこそ、言葉があって、会話するんだと思うけれど、そういう会話をすること自体、もう子供じゃないという証明なんだ、と公園で遊んでいる子供たちを見て、思うのです。

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