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未来を意識することで、幸福にも不幸にもなれる。

こんばんは、私は双極性障害2型とADHDの診断を受けている29歳男性サラリーマンです。
今回は、「未来を意識することで、幸福にも不幸にもなれる。」というテーマでお話したいと思います。

双極性障害の方は躁の時に、または鬱の時に、どのようなことを考えていますか?
私の場合、躁の時は未来に過度な期待をし、気分が上がります。例えば、独身の頃は未来の幸せな結婚生活を思い描いたり、自分の才能で仕事がうまくいくことを想像したりして、舞い上がってました。
逆に鬱状態の時は、上手く行かない未来を想像して嘆いていました。

現在治療のお陰で極端な躁鬱が出ていないため、当時の自分に言えることがあります。
それは、躁鬱の気分の上下は「未来の前借り」ということです。
メンタル強い人っていますよね?
ブラック企業でピンピンしてる人、彼女と分かれたのに元気な人など…
彼らと双極性障害の人々の違いは、幸か不幸かを1日で見るか長期的に見るかの視点の違いが大きいと思います。

例えば、上司にこっぴどく叱られたとしましょう。
メンタルが強い人は、その日は落ち込みますが次の日も怒られることは考えてません。
逆に我々は、こんな日々がいつまでも続くのか…と未来のことまで考えてしまいます。

そう、メンタルの強そうに見える彼らも、心の耐久力でいうと我々と変わりないのかもしれないということです。
大事なのは、心の強さではなく、ダメージを一度に受けるか、日々分散させて受けるかだと思います。
例えば1日に1回ビンタを1年間受け続けるのと、1日に365回ビンタされるのは、総ダメージ量でいうと同じです。しかし、毎日受ける方はダメージが回復する余裕があるのに対し、一度に受ける方は顔が腫れ上がってしまうことでしょう。
このように、メンタルの強さとは単純な耐久力ではなく、ダメージの受け方なのです。

自分のメンタルの弱さを他人と比較して落ち込んでませんか?
あなたの心は思ったよりも強いかもしれません。

そう考えると少しは楽になりませんか?

逆に未来の幸せの前借りはやめましょう。
未来の自分にも幸せは分散させて、毎日少しの幸せを感じながら生きたほうが、ギャップに苦しまなくて済みます。

私も鬱で先日まで寝込んでいました。
人に言える立場じゃないかもしれません。
でもきっとこういう考え方で生きたほうが、人生は幸せだと思います。




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