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「笑顔で乗り越える不登校」親友から学んだ親の強さ

親友の娘が不登校になった。

小6から朝起きられなくなり、
中学校はまったく登校できなかった。

詳しくは聞いていないけど、
起立性調節障害という病気らしい。

起立性調節障害は思春期によく発症する病気で、小学生の約5%、中学生の約10%がこの病気だといわれています。
【主な症状】
・朝起き上がることができない
・食欲不振
・全身がだるい
・頭が痛い
・立ち続けていると気分が悪くなる

一般社団法人 起立性調節障害改善協会

心配して電話すると、
「大丈夫よ!」
あっけらあかんとした言葉が返ってきた。

「起きられないものは仕方がない。
無理して登校させても仕方がないしね」

わたしだけがツラい訳じゃない。
SNSや関連本を手あたりしだい読み漁り、
娘がどんな思いをしているか知りたかった

担任や進路指導の先生に相談して
進路ことも学んだから
ふさぎ込んでても仕方がない。
といっていた。

「それだけでなく、じぃじがボケちゃって…」

笑ながら話す。

同時に離婚問題もあったはずなのに
おくびにも出さない。

「いむれは、ツラそうなわたしの顔を
見れないんでしょ。

電話するのも気をつかってるの
わかってるよ。

気配りできるのがいむれのいいところ。
すごく心強いよ!

わたしのことで悩んで落ち込まないでよ!」

ワハハと笑っていた。

自分のことは棚に置いて、
わたしの共感力や気配りを褒めてくれる。

月日は過ぎ、今年娘ちゃんは高校入学。

娘ちゃんに合った学校を選択し
笑顔で登校しているらしい。

メンタルがお豆腐で繊細なわたしは
親友のように笑っていられるだろうか……。

彼女は若く結婚し、
第一子が生まれる前に離婚。

数年後に再婚したけれど、
第二子が生まれた途端、
旦那さんは働かなくなった。

ひも状態の旦那さんと十数年連れ添い、
姉兄に叱責され、ツラいときもあったという。

気づいたら…
父親のアルツハイマー型認知症が発覚。

アルツハイマー型認知症とは、脳の中にアミロイドβという蛋白質が溜まり、正常な脳の神経細胞を壊して脳を萎縮させる病気です。脳の萎縮は徐々に進行します。短期記憶を司る海馬にも起こると、体験したこと自体を忘れてしまう記憶障害が起こります。記憶障害が起こると、新しいことを覚えられなくなります。また、見当識障害と言われる年月日や時間、季節などの感覚が薄れていきます。さらに進むと、今自分がどこにいるのか、人物が分からなくなります。その他、理解力や判断力が低下していきます。

認知症ねっと

母親や彼女の生活はすべて父親中心になり、
目まぐるしく環境が変わってしまった。

無我夢中で過ごしてきたので、
多少のことは動じなくなったという。

わたしもそれなりに経験はしてきたけど、
まだまだ彼女の足元にも及ばない。

何かあると、すぐに動揺してしまい
笑顔でいられないことが多い。

”母は太陽だから、いつも笑っていなさいよ!”

鋼メンタルの母もいってたっけ。

この前、久しぶりに彼女に会った。
嬉しさを体中で表現する彼女は
「久しぶりぃ~!」といいながら、
わたしに抱きついてきた。

学生時代と変わらないけど
親として、人間として成長していた。

「○○(親友)、すごいよ!
ホント、尊敬する!」

思わず言葉が出てしまった。

すると、彼女は

「それはこっちのセリフだよ。
いむれ、本当にいい子育てしたよね!
家族みんないい顔してる!」

また、励まされてしまった。

なかなか会えないけど
親友って大切だな。

号泣しそうになったけど、
「ありがとう」
といい、ワハハと笑ってみた。

ポストでたくさんの人に
見ていただきました。


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