選挙が暴き出すもの
選挙を有権者ではない立場で見ていると、この世界には本当に色々な考え方の人がいるのだな、と怖くなる。
いかに自分が考える普通や常識が通じない世界があることに。
票の割れ方、様々な人物評、嘘か本当か分からないネット上の情報。
こんなに色々な考え方の人がいるんだから、他人に好かれる努力などしても無理だ。
人の数だけの普通があり常識がある。
選挙というものは、人の心の深いところを刺激する。
何に好意を持ち、何に嫌悪を感じるのか?
自分でも意識していなかった本能に気付けるチャンスなのだ。
品性が候補者も有権者もあからさまにされる、とても危険な期間だ。
「野球と政治の話はするな」と言われるが、まさにその通りだ。
譲れない、変わらない価値観がどうしても出てしまうのだ。
人間同士の分裂を感じる最大の機会だ。
こんなにもバラバラな人がいることに、ゾッとして、選挙が終わっても暫くそのネタが出る度に落ち着かない。
様々な価値観に触れることが出来る有意義な機会だが、落ち着かない期間でもある。
選挙と政治の話は、他人としない方が良い話題だと思う。
100%意見が一致することはないからだ。
不愉快な気持ちになるのは避けられない。
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