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「自然」な状態を確認し合う機会③〜結論編〜

♦︎先にお読み下さい。

●「コミュニティ」とは何か?

さて、この「サバイバルマルシェ」というイベントは、一言で言うといざという時に助け合えるコミュニティ作りを目的として定期開催を始めたのだが、その行為は「自然」と言えるだろうか?ここ3週間ほどじっくりと、移住してからの半年間で備わった自分なりの「自然観」をもとに、原点に立ち返って思考を巡らせた。

♦︎参考記事

農作業をしながらよく感じるのは、たくさん野菜を作ろうと多くの種を蒔いても思った程多くの量を収穫できないことが多く、逆に少量の種しか蒔いていないにもかかわらず、畑一面にその範囲を拡大することも作物によってはあり得る。

植物や草木にとって、そこに同種の数を増やし共存していくことが、生命を維持する上で必要と感じた時に生じる一種の自然現象なのだろう。植物も自分達の意志でそう決断し、それを積み重ねて今日まで絶滅せずに命を受け継いでいる。

当然、外から人間が手を加えて繁殖させようとしても、植物の意に反していたら、不自然なことをしない限りは上手くいかない。

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♦︎参考〜不自然なF1種と自然な固定種の話〜

ましてや生き物の中で最も欲深い人間たちが、他者に働きかけられて平穏無事に共存し合える「コミュニティ」を作るというのは簡単なことでない。 僕たち人間も他の動植物と同様に、自身が生命を維持し易いとか、生きている時間の質をより向上できると思える他者同士が然るべきタイミングで集まるのであり、気づいたら集合体(=コミュニティ)になっている。それが「自然」ではないか。

コミュニティ作りをする者は、そこを前提として、事前の心構えとしてまず持っておく必要があるだろう。

●「コーチング」とは何か?

また、「コーチング」についても、「自然」の摂理という観点より改めて考え直した上で、これから軌道修正をする。僕たち人類は、社会的欲求や自我が本能的に備わっている強みを活かして生を維持せねばならないし、その為に人間社会へ順応する必要がある。

しかし、古代〜ひと昔前までは人間社会ですら現在よりも変化への欲求が顕在化しておらず、より循環型で動植物の生活に近かったと言われる。20世紀後半、先進国を中心に一般の人がある程度便利な生活ができるようになった頃くらいまでは、夢や目標を持とうという風潮もさほど強くなかったらしい。(改めて今度詳しく調べて投稿したいですね!)

人は本質的に希望を持って生きているとか、目標や夢があるという前提で考えること自体が本当は「不自然」というか、人類史においても珍しいことなのかも知れない。

古来より、地獄である現世に人間は生まれさせられてくる(英語で "I was born" )のであり決して素晴らしい世界ではなく、だからこそ綺麗事のようなおとぎ話や宗教的な教えが俗世間に普及しているのだといった話をスピリチュアル方面や単純に意識高い系の人からよく聞くが、つまりそういうことなのでしょう。(詳しくは知らないが ^^; )

中でも現代は、人間の欲望が至る所で露骨に見られる世の中なので、子供や若者にとっても夢や希望を見出しづらい。

人間が「自然」に生命を維持する為には、別に特別な感情を持つ必要はない。今すぐ死ぬ理由はないから次の瞬間も、またその次の瞬間も興味本位でこの世で過ごす、その程度で良いだろう。日々生きる喜びを噛み締めようとか、周りのみんなや環境に感謝しましょうとか言ってハードルを上げる必要はない。それでも、せっかく生きる権利がある間は工夫して楽しく生きたい。

●「自然」な自分を取り戻す場所


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改めて、今の僕ができることは、クライアントさんが自分自身の内面や出来事、周囲の環境を整理、俯瞰、そして事実のまま受け容れるサポートをすること。それを通して、その方ことを理解しようと努めることである。

これまでは下の画像のように、具体的なものを整理することを第一段階とし、自己実現の為に免疫力を上げていく趣旨でコーチングを行ってきたが、「自然」という概念に着目した結果、2ヶ所だけ修正することにした。

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一つは、原点として自分自身も自然界の一因であることを考える。具体的には、何か行動や物事の対処の仕方などに迷った時、あるいはストレスや負の感情が溜まってきた時などに、他の動植物だったらどうするか考える習慣を作る。これは自然界という大きな視野で自分をメタ認知し、冷静に俯瞰する一つの方法として用いる。そして、「自然」の摂理に則ったらどうしたいか、言い換えれば「自然」体の自分に戻っていくことにも繋がっていく。              

また、もちろん文字通り「自然」に触れて気持ちを落ち着かせ、五感を整えることも定期的に行なった方が良い。

二つ目は、自己実現の目標を立てたり、目標までの道筋を計画することを[本人からの要望がなければ] 特に重要視しない。元々ある程度具体的な目標や夢、挑戦していることがある場合か、等身大の自身を俯瞰した上で「自然」とやりたいことを見つけられたのなら良いが、本人が特にそういう訳ではないのに目標を見つけるよう誘導することはない。(今までもなかったが)それよりも、変な話夢も希望も持てないなら、正直にそういう自分を認めることの方を重視している。

今までと同じく、出来事や事実と自分が感じたことをそれぞれ整理し、心身や頭の状態を整えることから免疫力を回復・向上させていく手法を取る。

言葉で書くと難しくなってしまい、分かりづらいかも知れないが、ポイントとしては等身大の本人がどう感じているか、自然体の自分を取り戻す機会をセッションやワークショップ、イベントなどで僕は今後とも設けていきたい。コーチングというより、単純に気持ちの整理である。

●イベント情報
※11/1 更新

次回イベントはこれまでとは趣旨を変えてイベントを開きます❣️
詳細はこちら(場所は広島です)

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ということで、3部作にも及ぶ超長文にお付き合い頂いた方、ありがとうございましたm(_ _)m!!

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