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【最新ロードマップ】うつヌケでたどる3段階。うつなら誰もが通る道とは?
うつ病を治せる人・治しづらい人の特徴を洗い出した時、あるロードマップを共通して描いていることに気づきました。
うつヌケハック、誰しも同じ道を通るなら、いまこそできることがある。
そう思ったんです。
株式会社イメジン、ブランディング担当ライターの日野成美です。
前回の記事はこちら💁♂️
人生いろいろ〜男も女もいろいろ〜うつ病人だっていろいろ、咲き乱れるの〜♪
というわけで、「うつ病」とくくっても山ほどいろんな人がいます。(唐突に歌って唐突に本題)
私は読者であるうつ病マンのあなたを心から尊敬して愛してるけど、その中でも苦手な人、ちょっと嫌な人、大好きな人、大尊敬な人……
いろんな方がいます。
でも、ふとうつヌケハック、そして生まれた瞬間からうつの人と触れ合ってきた人生を通して「うつ病にはどんなフェーズ(段階のことね)があるのか」を分析した結果。
あれ、
もしかして、みんなおんなじ道を通ってる??
この道は、いつかきた道。
すこし前から練りまくっていたうつヌケハックの最新ロードマップ、本日解禁です。
「反応型」「蓄積型」「領域区分型」の3タイプを紹介していますが、別にどのタイプが優れてるとかダメだとかは、ないです!
どんな人でも生きてるだけですばらしい。
いまのご自身も大切にしてください。私もかつてはこうでした。
経験から導き出した、誰もがきた道のロードマップをご紹介します。
反応型
目の前の人の期待に応えることに疲れてうつになったものの、それ以外のやり方がわからなくてずっと「相手に反応するアクション」の連続で生きているタイプのことです。
相手の顔色に対して望ましい対応を条件反射で実行する。
そんなことから「反応型」と名付けました。
最初は誰しもおおむね、ここからはじまります。私も10年くらいここをぶらついてました。
主な特徴がこちら。
・無条件に他人から愛してほしい
・でも自分のことは好きじゃない
・ガチ他人軸
・自分が好きなものがわからない。あっても、大した価値はないと思っている
・他人に気に入られないと生きていけないと確信している
・自責と見せかけて他責思考
・友人関係は相互依存気味
・誰かに助けてほしい
10代以下で発病した人はだいたい全員ココがはじまりの町状態。
成人後のうつ発症でも、人によっては反応型が極まっている場合があります。
反応型であることは悪いことではありません。自然なことです。
で、これらの上記の要望に私は応えてあげたい!!できれば力のかぎり愛してあげたい!
だが言わなければなりません。
ただ存在しているだけで、他人から無条件に愛してもらうことは大人になった以上、ムリです。
これに対してあきらめを抱けるかどうかで、次のステップ「蓄積型」に進めるかどうかが決まります。
親の愛情とかいたわりとか、他人からの包みこむような情熱とかムリやな。って心底思えるかどうかが分水嶺。
でも、ここから脱出できない人が結構います。
座ってうつむいているだけで全身全霊で愛してくれる人を待ち続けている。
手を振り払ってもまた何度でもさしのべてくれる人を、ずっとずっと待ち望んでいる。
相手の望むとおりの反応がうまいので、短期的な人間関係はかなり上手く築けますが、長期的視野でみたときに相手が疲れて離れていってしまうパターンが多いですね。
私が愛を注ぎ続けられない理由も「疲弊しちゃう」っていう理由が大きいの!ごめんね!
この段階、反応型で止まっちゃう人の特徴は多くの場合、生活に困っていないこと。
……いや困ってるよっていう声が今聞こえた気がしましたが、親やパートナーの稼ぎ、各種行政支援を活用して貧しくも慎ましく暮らせちゃう人が多いです。
でもそもそも、夢や希望を志す心の声が極端に小さい。
他人の機嫌をとることで生命をつないできたため、自分の意志で生きることができた経験がない。
非常に悲劇的な環境ですごしている方が多いです。
反応型の一部の方は、今現在ほとんど困っていることがなかったりします。
そのため、うつヌケそのものが人生のリスクです。
自分で生活を立て直し、お金をいただいて自分の人生に責任を取るって、まぁまぁ大変!
そこまで切実に困ってないので、そもそもうつヌケ=徹底セルフケア自体をやる動機が自分の中にない人もいます。
「今は自分を大事にするのいいです」って過去、日野に言った読者はほとんどが反応型でした!
私、このゾーンで生きていけるならそれはそれで良いと思っています。
生きのびるのにうつが必要な人も、世の中にはいる。
うつは治したいと思わない限り、治さなくていいんです。それを他人が強いるのは、絶対に違うと思ってます。
そう、治したいと思う、動機がいる。
それを獲得できたか、できなかったかでうつヌケ難易度は変わる!!
反応型から脱却したいあなたに次の段階を解説しよう!
蓄積型
「コンテンツ蓄積型」が縮まって蓄積型になったという背景を持ちます。
うつヌケ第2段階「蓄積型」の特徴は、圧巻の努力量と知識量です。
なにかを追求することに対し、信じられないくらいのエネルギーがある!!
寝ながら資格の勉強してる?
仕事関連のニュースをネットサーフィンしまくってる?
本を買うのだけはやめられない?
あなたは蓄積型だ!おめでとう!
反応型だった人もいつかはここに辿り着けます。
反応型との違いは、「夢」を追い求める余地と必要性があること。
そして多くの場合、生活に困窮=自活する必要に迫られています。
……うん。私が蓄積型にレベルアップできたのも、親がガチお金なくて障害者手帳2級レベルなのに自活しなきゃいけなかったことが大きいですね。あの時は恨んだけど、ありがとう父さん母さん。感謝。
蓄積型は、大人になったらなんか努力しないと愛されないと薄々知っています。
人の役に実務的に立つことで「ありがとう」「助かるよ」と言われるんで、反応型と比較してまぁまぁ自己肯定感も高い。(※でも健康な人と比べると自己肯定感は低め!)
体のハンデをなんとかコントロールして、一定の収入を得ていることも多くあります。
ここでの肝心なポイントは「実務的に」人の役に立つということ。
ただ頑張ってる感を出してるだけで職場に迷惑をかけているだけの人も残念なことにいますが、それは多くの場合、反応型。
蓄積型はそれなりに仕事の結果を出します。できる範囲でかなり最大限にいい仕事したりする。
さて、反応型から蓄積型にレベルアップしたい人には、
「とりあえず自分だけの夢や目標を立てる」
「それに向かって実際的な努力を開始する(勉強とか)」
ということをオススメします。
えっ、なんで今のまんまで誰も愛してくれないの?って気持ちはわかるんですけど、努力した方が愛されるのが早いから愛を込めて言ってる!!
本気で何かの技術や道を追求しようとした時、自分にできること・できないこと、向いてること・向いてないことなど、自分の限界が見えてきます。
それでいい!!なにか人のためになることを本気で学ぶことで、自分と他人が同じなわけないってことがだんだんわかってくる!
個人差はありますが、蓄積型はかなり高確率で、仕事ができるマンの卵。
取捨選択ができるから、セルフケアもはかどる!うつヌケハックをすでに速攻で実践に移してくださっている方は、蓄積型の方が多いですね。
コンテンツ(絵でも文章でも作品でも、なんでも)を身近な人から褒められたり、自分のインプットやアウトプットで人を救えたり、お金を実際に稼げたりなどポジティブな体験もしてきた方が多い。下手な大卒よりも知識量も思索量もケタ違い。
乏しいお金で本を買う。わりとガチめに好きなものがある。
達成したい目標や夢がある。
だからその目標達成を阻害する「うつ不調」がザ・お邪魔虫です。
蓄積型の心に火をつけるのはカンタンで、
セルフケアしてうつを治したら、もっと夢を叶えられるで〜
とささやくだけ。
私も「文章を8時間ぶっ通しで書きたいのに、体調不良が邪魔じゃぁァァァ!駆逐してやる!!」と、夢を実現するためにセルフケアの鬼となりました。
ただし蓄積型には、致命的なポイントが1つ。
人の役に立ってないと生きてる価値がないと思ってしまうことです。
っていうか努力が好きすぎて、努力してないと不安でたまらなくなる。
他人の喜びが原動力であることが多く、他人のためにはNOと言えないことが多い。
だから負荷過剰になって脳や体がゲームオーバーになったりするんです。
ここからどうやってうつヌケするのか?!
答えは実は簡単なんだ!!
最終進化系「領域分割型」
領域区分型は、うつヌケの終着地点です。
反応型、蓄積型を経て私はたぶん今、ここにいます。
(最初セグメント実施型っていう名前だったけどわかりづらいからやめた!)
「自分」と「他人」
「業務内容」と「プライベート」
「関係あること」と「関係ないこと」
セルフケアのため、とにかく自他や世の中を区切って区切って区切りまくる!!
自分に背負えること、責任を実質的に取れる範囲を区分けすることで、セルフケアを容易にできた人がうつヌケを実現できるのです。
反応型、蓄積型のどちらの方も「自分が背負わなきゃいけないもの」の範囲がデカイ。(例外はあるけどほとんどのケースで)
自責のために自罰するのではなく、自罰のために自責していたりする。
たとえば目の前の相手の機嫌が悪いのも「自分のせい…日頃の行いが悪かった」ってなる!
その人実際には朝に子供のレゴ踏んだので足の裏痛いってだけで全然あなたは関係ないのに、勝手に自分の責任の範疇にしちゃう。
するとフツーに脳がキャパオーバー!体オーバーヒート!
全部自分ごととして考えるのは美しいクセだけど、セルフケアの観点から見るとやめてほしい!!
いや、試しに区切ってみ?
電話先がイライラしてるのは、自分のせいじゃないな。相手のイライラだからほっとこう。
ここまでは自分の業務範囲内だけど、そこから先は別の人の担当だから自分が反省したり、責任を負うのは違うな。
パートナーが怒ってるけど、自分は怒ってない。怒られるようなこともしてない。無問題!
ラク!!!
もう信じられないくらいラク!!!
しかも相手の状況を比較的適切に推察することができるようになって、より効率的にものごとを処理できるようになる。
「自分は自分、他人は他人。」
この各自の領域を区分することで、より自己管理をスムーズにしているのが領域区分型の特徴です。
ここまで読んだ人が「他人が大変な思いをしてるのに、自分だけ関係ない顔をするなんて卑怯な…」って思った気がピコーンとしたのでひとこと。
他人が大変な思いをしてるのにつられて自分が大変になっても、だいたい問題解決しないことが多い!!
のほほんニコニコしてるうちに相手もつられて楽しくなっちゃうこととかもある。
苦しむことだけがいいことじゃない、ご機嫌でいるのもいいことなんです!!
蓄積型がなぜうつヌケ=領域区分型への進化容易かというと、目的・目標のために邪魔を排除するという冷徹さを持てるから。
自他の領域を分割という行動は「自分に不都合な他人の困り感」を斬り捨てることにつながるため、反応型にはもちろん、多くのうつ病マンにとってまぁまぁハードルが高いです。
だからこそ順序を踏まなければならない。
反応型がいきなり自分と他人の領域を区切ろうとしても「自分の心なんかわかんない!他人の要望どおりにしなきゃならないのに!」と大混乱します。
自分は何が好きなのか?
他人と自分の違いはなんなのか?
それを「技術を学ぶ」ことを通して会得していくと、かなりスムーズに最終段階に進むことができる。
それが経験則としてのうつヌケハックの、現段階における結論です。
「目的のために、セルフケアする」
「目的のために、自分軸で生きる」
そしていずれ、他人も自然に笑顔にできるようになる。
蓄積型まできたら正直、やることは「自他の領域を区分する」つまり、一線を意識的に引いてメリハリをつけるだけ。
全部に全力投球しない、勇気。
それをどう実践していけばいいのか?
そんな発信もこれからやっていきますね。
今日から蓄積型のあなたはぜひ、やってみてください。線引き。
いまのあなたは、どのステップ?
はーい!お疲れ様でした!
過去の黒歴史をえぐった方もいると思います。カルピス飲んでゆっくりしてください。大好き!
「うつ病人は、誰しも反応型だったことがある」というのが私の仮説です。
実際、私も過去にめっちゃ反応型で、そのあと必死に蓄積型になって、セルフケアをする中で領域区分型をおぼえていった感じ。
周囲のうつヌケマンたちを見ても、この3ステップを踏まえた方がスムーズだな。とかなり確信をもって思っています。
反応型だった昔のことをふりかえっても、今の私はぜんぜん恥ずかしくありません。
だって過去と現在は違うから。
かつての私についてのことは、もういっぱい考えたから。
現在と未来も違うから。
区切って区切って、そんなラクな生き方だって、ある。
ラクな生き方をしたって、なんにも周囲は悲しまない。
さあ、今自分にできることだけを、地道に。
次回「ぬいぐるみを味方にして、うつ状態を乗り切れ」の予定。
お楽しみに!
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